キャロル&チューズデイ / Carole & Tuesday

キャロル&チューズデイ / Carole & Tuesday

『キャロル&チューズデイ』とはボンズが制作、渡辺信一郎が総監督を務めたアニメ作品である。人類が火星に移住してから約50年後を舞台に、ミュージシャンを目指すキャロルとチューズデイの2人の少女が織りなす物語。世界に通じる音楽アニメーションをテーマに制作され、日本アニメでありながら主題歌・挿入歌はすべて英語で書かれた。全世界からオーディションで選ばれたシンガーたちの圧巻の歌唱シーンが見どころの1つとなっている。

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キャロル&チューズデイ / Carole & Tuesdayのレビュー・評価・感想

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キャロル&チューズデイ / Carole & Tuesday
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音楽を愛する少女達のサクセスストーリー

親も兄妹もおらず孤児として育ったキャロルは、生活のためにバイトに明け暮れながらも、大好きなキーボードを弾いて音楽を楽しんでいた。一方、裕福な家庭で何不自由なく育ったチューズデイは、厳しい親の影響で自由を感じられず、唯一の趣味であるギターですら親に否定されていた。この対照的な二人が出会ったことで物語が始まるのだが、かなり早い段階で「この作品は視聴者にカタルシスを与えてくれるに違いない」と思わせてくれる期待感がある。SFチックな世界観やコミカルなキャラクターも当然魅力的だが、主人公のキャロル&チューズデイの純粋さや音楽への情熱、天真爛漫さに癒されることも多数。音楽をテーマにしたアニメだけのことはあり、OPとEDのクオリティの高い楽曲は然ることながら、作中に出てくるキャラクター達の楽曲にも抜かりがない。どのキャラクターのどの音楽を聴いても完成度が高く、目だけではなく耳でも楽しませてくれる作品となっている。洋楽に興味がある人なら尚更心を掴まれるだろう。最初はただの少女であったキャロル&チューズデイが、物語が進むにつれて徐々に有名になり、舞台となっている火星を熱狂させる存在になるのだろう。そこに至った時こそ最高のカタルシスが待っているはずだ。

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