平川地一丁目

平川地一丁目のレビュー・評価・感想

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平川地一丁目
7

完全復活 13年ぶりのオリジナルアルバム 平川地一丁目!

平川地一丁目のオリジナルアルバムになります。前作雪解けの頃に届く手紙から13年ぶり、再結成後のアルバムになります。
全8曲収録
1.マルーン色の電車、2.砂の箱舟、3.からくりの街、4.君と永遠の空、5.鏡の世界、6.プレリュード、7.虹色のパレッド、8.また会う日まで
全ての作詞作曲は兄の林龍之介氏が手掛けており13年ぶりのインディーズアルバムとはいえなかなかの仕上がりです。新しいけど懐かしい、そんな癒し。時代に左右されない平川地一丁目の世界観は健在でした。ボーカル担当の林直次郎氏は流石に全盛期の声とまでは行きませんが落ち着いた低域の声が胸に深く染みわたります。
おそらくこのアルバムでアーティスト側がシングル扱いしているのが砂の箱舟だと思われます。イントロから刺激があり時代の変化に抗う、変わる事、変わらない物、大切な物そんな物など日常的な歌詞が書かれています。ギターソロの部分では林龍之介氏のお得意のリフが聞けます。昔からのファンであれば林龍之介!のお得意なサウンドだと気が付くでしょう。また最終曲に収録されている、また会う日まではもともとはフリーで活動していた林龍之介氏の楽曲になりますがスローテンポで優しく温かい仕上がりとなっております。最後に平川地一丁目は現在インディーズで活動されてますがブランクを感じさせない良曲が詰め込まれています。時代に左右されない楽曲を作り上げる彼らは今後も残っていくでしょう。

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