紀元前1万年 / 10,000 BC

紀元前1万年 / 10,000 BCのレビュー・評価・感想

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紀元前1万年 / 10,000 BC
9

原始時代を題材にしたワクワクの止まらない映画です。

まだマンモスやサーベルタイガーが生きていた、原始人時代のお話です。
一人の少年が異民族に拉致された少女を助けに旅に出る内容なのですが、その中でも色々な事件や事故が待ち構えていました。
一番印象的だったのは、牙と呼ばれているサーベルタイガーが水の溜まった穴に落ちて溺れかけているのを、少年が救ったシーン。

このシーンがきっかけで、少年はあとで凄く有利な立場へと変わっていく内容なのですが、なんと拉致された少女にも実は秘密が隠されていたという、ワクワクが止まらない映画です。

ひとつの嘘が招いた悲劇から一転、恐れられる存在となり、一致団結で異民族を倒しにかかり、異民族のボスである「神」と呼ばれる人に命を狙われる…
とにかく、色んな情報が一気につまっていて、それをひとつひとつ紐解かれていく構成が、最後まで飽きさせずにワクワクして観ていられる映画でした。

スピリチュアル系の不思議な現象なども起こるので、この時代の話にしてはちょっと変わっていて新鮮な感じもしました。
特に、拉致された少女は凄く綺麗な青い目をしていて、映画を観ている中でもその目に吸い込まれそうなくらい、集中して観てしまいます。

完結編ではあると思いますが、最後もビックリするようなことが起こり、ちょっとこの映画の続きがあるなら観てみたいと思う映画でした。