純愛少女漫画『コレットは死ぬことにした』
『コレットは死ぬことにした』は、ある村の薬師"コレット"が井戸から落っこちて冥府(死後の世界、天国か地獄かの裁判を行う場所)へ行ってしまい、そこで出会った病に犯された冥府の神ハデス様の看病をする、という少女コミックです。
冥府へ行ったと言ってもコレットは死んだわけではなく変わらず村での薬師の仕事と冥府の神ハデス様の看病を並立して行うのですが、段々冥府に馴染んでいくコレットの姿が愛らしくほっこりする作品です。
冥府で過ごす中で、冥府の家来や冥府以外の神様(天界の女神様や海の神など)との出会いも沢山あり、どんな人達とも仲良くしていけるコレットの明るさとわんぱくさが魅力的です。
でもなんと言っても1番の魅力は、ハデス様とコレットが結ばれてからの、ハデス様のデレデレ具合とコレットの意外に乙女で照れ屋な一面です!
ピュアで真っ直ぐな二人の恋愛は見ていて心が浄化されるようでした。
少し古い作品ですが絵柄も綺麗で話も分かりやすく、ハラハラしたりすることは特になく穏やかな気持ちで楽しめる作品です。
王道少女漫画は飽きた、日常系っぽい恋愛ものが読みたい、という方にはピッタリだと思います。
個人的に好きなキャラは冥府の家来たちで、数人いるのにみんな見た目は大差ないのですが、読んでいるうちにそれぞれの性格が分かり私も判別できるようになるのが面白かったです。