Stellaris

Stellarisのレビュー・評価・感想

Stellaris
8

stellaris の魅力

stellarisはsteamなどで購入可能なPCゲームです。(海外ではPS4版もあり)ジャンルはストラテジーでいわゆる4xゲームといわれるゲームです。
4xゲームというのは、eXplore(探検)、eXpand(拡張)、eXploit(開発)、eXterminate(殲滅)この4つの要素を含んだゲームのことを言います。有名な4xゲームとしてはCivilizationシリーズがあります。
このstellarisの舞台は宇宙です。
つまり、宇宙、銀河系を舞台にプレイヤーの帝国を発展させていく事、そしてその銀河で一番発展した帝国になる事が目標です。

では、どのようにゲームを進めていくのかというと、4xゲームなので4xを例に紹介します。
プレイヤーの帝国はプレイヤー自身で作る事が出来ますが、ここは地球人が宇宙に進出したと考えて話を進めていきます。(ちなみに見た目は人間以外にも獣人、虫人、爬虫類人など色々選べます)
ゲームが始まると、プレイヤーの帝国は太陽系しかありません。そこでまず太陽系の隣の星系へ調査船を使って探検(eXplore)します。その星系の資源を探索したら次は、建設船をつかって星系基地を建設し領土を拡張(eXpand)します。拡張した領土で採掘ステーションや研究ステーションを建設して得た資源を利用して研究を進めたり、惑星などに施設を建てて自身の帝国が豊かになるように開発(eXploit)します。それを繰り返しているとそのうち宇宙生物やプレイヤー以外の帝国と遭遇します。他の帝国は友好的な国もあれば敵対的な国も出てきます。場合によっては戦争は避けられないときもあります。eXterminateの要素はここにあります。
そして規定年数が経過した時点で一番発展している国が勝利をおさめることになります。

簡単に説明すると上記のように進めていくゲームです。ちょっとしたイベントは起きることはありますが基本ストーリーはないです。なのでストーリーを重視するユーザーには不向きかもしれませんが、シュミレーションゲームで自分の国が繁栄していくのを見るのが好きという人にはおすすめです。
ストーリーがないというのもある意味こういったゲームの強みになる面もありまして、自分自身が帝国の最高権力者になったつもりで色々と妄想しながらゲームをすると結構楽しいです。
獣人の異星人に「何か要か?ケモノ」と言われたときには、「ケモノにケモノと言われた!!」とショックを受けます。

あとこのゲームはスウェーデンのParadox Interactive社がの製品でして、公式に日本語版はありません。ただ、有志が日本語化のMODを作成していて簡単に日本語化可能なので、言語の問題は大きな問題ではないです。
日本語化MOD以外にも多種多様なMODがありますので、ゲームをカスタマイズすることも可能です。

セールもよく行っておりますので、タイミングがあえば1000円以下で購入も可能です。
興味をもたれたら是非プレイしてみてください。

Stellaris
8

かなりの時間泥棒

本作は元々PCで発売されたゲームのPS4への移植版です。銀河に数ある『帝国』の一つの君主となり、自帝国を銀河一の勢力へと導くのが目的のSFシミュレーションゲームです。
本作の魅力は高い没入感です。登場する帝国はテンプレートもありますが、NPCの勢力も含め自分で設定することができます。この設定がかなり細かく設定でき、種族、政治体制やどういった起源で起きたかなど多様に渡ります。種族はヒト型はもちろん、犬顔やトカゲ顔の動物種族や、キノコなどの植物種族、いかにもSFなロボット種族など様々。政治体制は専制君主の帝国だけではなく、民主主義国家や、株式会社なんかも選べます(帝国とは一体…)。これらを組み合わせることで例えばネコミミ皇帝率いるネコミミ帝国や、経済的に銀河を牛耳るキノコ株式会社、すべての有機生命体をせん滅する殺戮機械群といった幅広い帝国なども建国可能です。映画や漫画に出てくる勢力も簡単に作れるのでロールプレイもお手の物。自慢の帝国で銀河に打って出ましょう。
もう一つの魅力が常にゲームシステムが進化していることです。多岐にわたるDLC、バグ修正にとどまらないアップデートパッチを公式が出し続けています。DLCは種族、艦船の追加や新たなシステムの導入をすることができます。DLC自体はよくあるものですが、驚くべきは無料のアップデートパッチのほうです。これが次々新しいシステムが追加されていき、ゲームバランスが大きく変化、バージョンが変わるたび新鮮な気持ちでプレイすることができます。なので、「半年ぶりにプレイしようかな」という時も安心のコストパフォーマンスです。
この手のゲームなありがちな、一度軌道に乗ってしまうと敵が弱くなりすぎてやることがなくなるといった問題も、プレイ後半に強大な敵対勢力が発生することで解決しているのもポイントが高いです。対人もできるのでマンネリが感じにくいのもグッド。
欠点は一プレイ当たりの時間が長いこと。初期設定でいじれるものの、クリアまでに数十時間なんてのもざら。没入感の高さゆえに途中でセーブして切り上げるのもはばかれる時間泥棒のゲームです。