しあわせの絵の具 愛を描く人 モード・ルイス
『しあわせの絵の具 愛を描く人 モード・ルイス』とは、カナダの女性画家モード・ルイスと、その夫であるエベレット・ルイスの半生を描いた、2016年製作の伝記映画・人間ドラマである。監督はアシュリング・ウォルシュ、脚本はシェリー・ホワイトが手がけ、カナダとアイルランドの合作として制作された。日本では松竹の配給により、2018年3月3日に劇場公開された。原題および英題は『Maudie』。
物語の舞台はカナダ東部の小さな町。幼少期から重度のリウマチを患い、叔母と暮らしていたモードは、買い物中に家政婦募集の貼り紙を見かけ、孤児院育ちで無愛想な魚の行商人エベレットが暮らす町外れの小さな小屋へと向かう。最初は衝突ばかりだった、社会のはみ出し者である2人の同居生活やトラブルの連続を経て、互いをかけがえのない存在として認め合い、やがて結婚するに至る。ある日、エベレットの顧客であるサンドラが小屋を訪れ、モードが壁に描いたニワトリの絵からその優れた才能を見出して絵の制作を依頼する。それがきっかけとなり、モードの描く素朴で温かみのある絵画は評判を呼び、アメリカのニクソン大統領からも依頼が舞い込むほどの画家へと成長していく姿が描かれる。
主演を務めるのは、『ブルージャスミン』のサリー・ホーキンスがモード・ルイスを、『6才のボクが、大人になるまで。』のイーサン・ホークがエベレット・ルイスを演じ、実力派俳優2人の鬼気迫る共演が大きな話題となった。ハンディキャップや過酷な現実を抱えながらも、絵を描くことを通して自らの人生を切り開き、愛を育んだ夫婦の生涯を優しくも力強く描き出した作品として、多くの観客や批評家から高い評価を受けている。
- 総合評価9.0点
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