定額制夫の「こづかい万歳」 ~月額2万千円の金欠ライフ~

定額制夫の「こづかい万歳」 ~月額2万千円の金欠ライフ~のレビュー・評価・感想

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定額制夫の「こづかい万歳」 ~月額2万千円の金欠ライフ~
8

自分から感じたお小遣いの価値観

まずはこの漫画から感じた事ですが、所帯をお持ちの方とお持ちでない方とではこの漫画の作者からのメッセージ、思いの伝わりが180度違って感じると思いました。
まあ、作者の吉本浩二さんも10代の方もしくは50代の方まで幅広く好評いただこうとは思ってないと思います。
自分は作者と同世代だからわかる、お金の大切さ、いや、家族との絆を共感させてもらえました。
つかみの第一話、AEON(イオン)のお菓子コーナーで大の大人がたった何百円のお菓子であ~でもないこ~でもないと必死に考えるてる姿に思わず苦笑いをしました。
世帯を持ってお小遣い制にされている身として(自分もそうなので)わかるわかると思いました。
これを買ってしまったらあれを買ってと満足したい自分(悪魔)と、次のお小遣いまで次回まで我慢しようと思う自分(天使)との戦いがある。同じお小遣い制でも貰っている金額は人それぞれでしょうが自分は作者とほぼ変わりません。
だからこそ自分にとっては物凄く共感ができ今、最も刺さる漫画であります。
ターゲットはまさしく小遣い制の所帯持ちだと思います。作中の登場人物それぞれお小遣いの幅は違えど、工夫してやり繰りして楽しんでるんだぞ!と勉強にもなりました。
特にポンタカードのポイントでお得に交換できるお話はびっくりしました。
ほかにもたくさんお小遣い制の方々が少ない金額でも楽しめる方法が作中にあるので、ぜひ読んで頂きたいと思います。