ホステル

ホステル

『ホステル』(原題:『Hostel』)とは、2005年にアメリカ合衆国とチェコ共和国の合作によって制作されたホラー・スプラッター映画である。監督はイーライ・ロスが務めた。
物語は、ヨーロッパ各地を旅行していたアメリカ人の大学生パクストンとジョッシュ、そして途中で加わったアイスランド人のオリーの3人が中心となる。アムステルダムで宿泊先に困っていたところをウクライナ人のアレックスに助けられ、彼から「ブラティスラヴァの郊外にある田舎町にいいオンナとファックできるホステルがある」という話を聞かされたことで、3人はそのホステルへ向かうことになった。現地に到着した彼らは、相部屋になった女性たちと楽しい夜を過ごすが、翌朝からオリーが忽然と姿を消す。
興行面では、2006年1月6日にアメリカ合衆国で劇場公開され、最初の週末で1960万ドルの興行収入を記録した。一方で、作品に対する批評は賛否両論となった。過激な暴力描写や拷問を主軸としたスタイルに対しては、「大いに楽しめる作品」とする見方がある一方で、「実に愚かしく、露骨なまでに下品であり、吐き気を催す映画」といった厳しい批判の声も寄せられた。
また、映画の撮影地はチェコであったものの、作中では隣国のスロヴァキアが舞台として設定されていたため、チェコおよびスロヴァキアの両国から強い反発と不満の声が相次いだ。両国の当局者や議員らは、自国が「犯罪が多く、戦争、売春に悩まされており、未開発、貧困、無教養な国」として歪めて描かれているとして不快感を露わにした。これに対し、監督のイーライ・ロスは、アメリカ人の世界に対する無知を描くことが意図であったと説明し、映画の内容を現実と混同する人はいないという見解を示している。

ホステルのレビュー・評価・感想

ホステル
8

グロさと人間の奥深さ

2005年上映の映画で、3人のバックパッカーが理想郷のようなハーレムを目指します。
旅の途中、一人の老人と出会い、老人の幸せそうな話を聞いたりしながら、ついに理想郷にたどり着きます。
最初からやれる女を探す旅をする話という、何ともしょうもない内容ですが、理想郷は思っていたところとは全く違ったんです。
この3人のようなしょうもないやつらを、金持ちが好きな方法で殺せるという場所でした。金持ちにとっての理想郷だったわけです。
3人は囚われ、そのうち2人は殺されてしまいます。1人だけ脱出に成功し、ロッカーにたどり着き、殺す側に変装すると、1人の殺す側=金持ちが話しかけてきます。「お前はどうやって殺す?俺は殺したくて高い金払って会員やってるんだ!」と興奮気味。そんな彼を置いて逃げ出す途中、拷問を受けていた女性出会い、たまたま逃げ出す事に成功します。その女性はもう顔面がドロドロ状態でしたが、何とか2人で駅までたどり着きます。もう少しで隙を見て電車に乗れる、そんな時に初めて女性はガラスに映った自分の顔をみてしまいます。絶望した彼女は、電車には乗らず、電車に飛び込んで自ら命を立ちました。
辛くも脱出に成功した男は、偶然旅の途中で出会った老人を見かけます。その老人の指には、あの理想郷の会員である証拠の指輪が。
あんなに穏やかで幸せそうな老人も、あの場に行っては無惨に人を殺していたんです。
老人がトイレに入るのを見て、男は後を追います。清掃中の看板を置き、老人を殺してしまいます。ここで物語は終わりです。
非常に後味が悪い映画ですが、人間の奥深くの心理を見たような気がして考えさせられる映画かと思います。