ブルータル 殺人警察官の告白

ブルータル 殺人警察官の告白のレビュー・評価・感想

ブルータル 殺人警察官の告白
8

スカッとしたいときにオススメ!

書店で見て、絵が自分好みだったため購入しました。内容を見てますます気に入り、現在販売されている全4巻をまとめ買いしました。
内容は、現職の警察官が警察では裁けない人を裁くという話です。グロいシーンなどが結構あるのでそういったものが気にならない方だと楽しめる作品だと思います。また、私生活でもストレス溜まることがありますが、この漫画見るととてもスカッとします。
主人公が警察の上層部の人の息子という設定ですが、親の知らないところで警察が犯罪をしています。現実にはない設定ですが、裁かれるのはどうしょうもない人ばかりです。ただ、裁かれている人の性格などは現実世界にも、こういう人いる!と思います。今の情報がいっぱいになっている現代にはマッチした作品です!
また、殺人警察官はとてもイケメンで職場の女性警察官の人気者。そして、好きな趣味は陶芸です。主人公は料理も仕事もなんでもできる万能な男性です。しかし、陶芸の腕前はとてもイマイチ。不思議な性格をしている主人公ですがとても仲間思いなのもハマる要因だと感じました。
また、主人公はエクソシストのホラー映画見ながら裁いたりしていました。私もホラー映画のエクソシスト好きなので、そこに親近感を勝手に持ちました。

ブルータル 殺人警察官の告白
9

サイコパス警察官に圧巻される

まず初めに、絵が綺麗で且つグロイです。イケメンエリート警察官の主人公が、色々なジャンルの悪人にあの手この手で制裁を与えるというストーリー。こちらの作品は「トレース」のスピンオフ作品になっており、先に読んでおくとより世界観に入り込めます。
主人公は容姿端麗で普段は老若男女に優しいのですが、法で裁けない悪人をターゲットに決めたら残酷な最後を迎えさせるまで徹底的に苦しめます。制裁を与えるシーンもかなりグロテスクで、そしてとてもリアルです。
その中で毎回必ず入るシーンが、相手が心の底から絶望した顔を主人公がカメラにおさめるというシーン。その時の主人公の表情が非情でこれがサイコパスなのかとゾクッとします。

勿論、主人公がしていることは残虐な殺人であり、決して許されることではありません。それでも、読者たちに次のターゲットにはどのような制裁を与えるのだろうとのめりこませていくストーリー展開はとても魅力です。
また、毎回の事件が私たちが実際過去にメディアでみたような内容が多く、より悪人たちを怖い許せないといった感情にさせていきます。それを具現化しているのが、この作品だと思います。

全体的にグロイですが、絵がとにかく綺麗で時折見せる主人公の天然さにほっこりするシーンも多いです。ゾッとしますが、とにかく面白い作品です。