ぼくらの7日間戦争

ぼくらの7日間戦争のレビュー・評価・感想

ぼくらの7日間戦争
4

大人と子ども

中学の頃小説で初めて小説で読んだのがこの「ぼくらの七日間戦争」。
タイトルからして面白そうだし、実際読むと読みやすく、内容もめちゃめちゃ面白くて、一気に見てしまったのを覚えている。
映画になったと聞き、見たくなって見てみたけど、現代版「ぼくらの7日間戦争」になってて、内容もかなり変わってて、俺の知ってる作品じゃなかった。
ただテーマは変わらず、「大人と子ども」。
大人になるってどういうことか。
それを主人公含む7人が石炭工場に引きこもり、大人を退治しつつも、知っていく。
内容は至ってシンプル。
だけど見ててこんなにワクワクしなかったかなって思った。
この作品の見どころは、侵入してくる大人たちをどう退治するかだ。
洋画で「ホーム・アローン」という作品があり、それも家に侵入する大人を退治する話だが、そっちの方がコメディ要素があり、かつユニークな退治の仕方で面白かった。
しかし、この作品は追い出し方がなんとも面白くない。
まず、廃工場なのに電気が通ってるというのは謎だし、豆鉄砲、砂掛け、トロッコ動かして退治等…もっとすげーと思わせる退治方法を見せて欲しかった。
そして現代版らしく、SNSでの誹謗中傷。
そこでみんなの知られたくなかった真実が暴かれてしまう。
その辺は今らしくて、いい改変かなって思った。
一旦は喧嘩になるが、主人公がみんなに「もっと自分らしく生きよう!」といい好きな人に告白する。そこは良かったがまさかの好きな女の子が同性愛者だったのは衝撃(笑)。
その設定は予想外過ぎて、変な声出てしまった。
ってことはこの2人結ばれないやん…。
ちょっと終わりが不完全燃焼だなって思った。
全体的にイマイチだったかな。