アニメ放送で見た『ダンス・ダンス・ダンスール』
『ダンス・ダンス・ダンスール』と聞いてポップなダンスに打ち込む女の子の主人公の物語かと思ったが、第1話を視聴した際に自身のイメージは良い意味で見事に覆された。
クラシックバレエを題材とした物語で主人公は潤平という名の中学2年生の男子。幼いころに見たバレエダンスに魅了されるも夢を断念し、「男らしくあろう」と決意。ジークンドウというブルース・リーが考案した武術に打ち込む日々を過ごしていたが、同級生の都という女の子にバレエへの興味がバレてしまい、一緒にバレエをやらないかと誘わる。バレエへの興味と情熱が彼をその道に進ませることになる。
バレエ教室に通うことになる主人公だが、そこで森 流鶯という天才に出会い、自分との実力差に打ちのめされる。しかし情熱が彼を動かし、バレエの特訓を続ける。
情熱と潤平の実力・経験が伴わず、バレエの特訓も基礎的なことがずっと続いていたことから潤平はしびれを切らし、白鳥の湖を講師に披露するものの酷評されてしまうが、ロシア最高峰の男性バレエダンサーになるという夢に向かってもがきながらも進んでいく。
また、流鶯もバレエへの情熱に溢れる潤平を見て自身も気づかないうちに触発されていく。
挫折や羨望、情熱などの青春独特の酸っぱい感情が感じられる作品である。