ブラッド・イン ブラッド・アウト(映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『ブラッド・イン ブラッド・アウト』とは、1993年に公開されたアメリカ合衆国の映画。タイトルの意味は、「血により入り血により出る」。監督は『愛と青春の旅立ち』で知られるテイラー・ハックフォード、音楽は『ロッキー』シリーズを手がけたビル・コンティが担当した。舞台は、イーストロサンゼルスのメキシコ系アメリカ人居住区。ミクロ、パコ、クルスの3人の青年が織りなす兄弟愛を描いている。
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『ブラッド・イン ブラッド・アウト』とは、1993年に公開されたアメリカ合衆国の映画。タイトルの意味は、「血により入り血により出る」。監督は『愛と青春の旅立ち』で知られるテイラー・ハックフォード、音楽は『ロッキー』シリーズを手がけたビル・コンティが担当した。舞台は、イーストロサンゼルスのメキシコ系アメリカ人居住区。ミクロ、パコ、クルスの3人の青年が織りなす兄弟愛を描いている。
3時間の超大作ながらとてもパワフルな映画でした。何を隠そう、音楽を担当したのは「ロッキーのテーマ」で知られるビル・コンティ!1900年代の香りがぷんぷんです。
舞台は1972年、メキシコ。メキシコ系と白人の混血の青年にストリートギャングのリーダー、画家を目指す青年の3人を中心に展開します。この3人のプライドと若気の至りが射殺騒動に発展。その事件で仲間の1人が刑務所に入ったのをきっかけに、3人はそれぞれの道を歩み…といったあらすじです。
特に前半は彼らの幼稚さに目を瞑りたくもなりますが、ズバリこの映画の魅力は、今の時代薄れてきている?「義理人情」の精神。誰かのために行動を起こす信念は美しく見えますが、言い換えると(方向を間違えると?)呪縛でもあります。それぞれが呪縛と戦いながらも必死に生きていく姿が泥臭くて最高。3人の関係が変化しながらも腐れ縁や思いやりで繋がっていたり、刑務所内外での血で血を洗う派閥闘争に目が離せません!
少し話はそれますが、アメリカのコメディ映画「ゲット・ハード」(こちらもすごく面白い)の劇中で、主人公が刑務所に入っていたと嘘をつくためこの映画を丸パクリしたエピソードトークをします。つまり、それくらい誰もが憧れる青春ストーリーなんです!ぜひこの映画で熱い青春を味わいませんか?