ヒーリングっど♥プリキュア / ヒープリ / Healin' Good Pretty Cure / Healin' Good♥Precure

ヒーリングっど♥プリキュア / ヒープリ / Healin' Good Pretty Cure / Healin' Good♥Precure

『ヒーリングっど♥プリキュア』とは、地球の全ての命を蝕む病魔の怪物と戦う伝説の戦士プリキュアの活躍を描いたアニメ作品。『プリキュア』シリーズの第17作目にあたり、略称は「ヒープリ」、キャッチコピーは「手と手でキュン!ハートつないで地球をお手当て!」。
病で長いこと入院生活を続けていた花寺のどかは、引っ越し先の街を探索中に怪物に襲われていた子犬を助ける。この子犬こそは怪物ことビョーゲンズと戦うために現れた精霊で、彼から力を借りてのどかはプリキュアに変身。仲間と共にビョーゲンズに立ち向かう。

ヒーリングっど♥プリキュア / ヒープリ / Healin' Good Pretty Cure / Healin' Good♥Precureのレビュー・評価・感想

レビューを書く
ヒーリングっど♥プリキュア / ヒープリ / Healin' Good Pretty Cure / Healin' Good♥Precure
10

最高に癒され、そして感動する。

有名なプリキュアシリーズの中でも、今作は癒しに重点がおかれています。キングビョーゲンという悪のボスが、地球をむしばみながら征服をねらっていく、それにプリキュアや、ヒーリングガーデンのヒーリングアニマルたちがたちむかっていくというお話。でもコロナになってからこの作品がうまれたのではなく、そのまえから放送は始まっていました。もちろん制作も当然そのまえからだから、偶然皮肉にも世の中の状況とマッチしてしまいました。プリキュアのピンク主人公は、だいたいが、元気まんまんっ子系ですが、今回の花寺のどかちゃんは、ひさびさの落ち着きのある子系です。ちいさいころ体が弱く、深い訳がいろいろあるのですが、それはDVDででも御覧ください。
こののどかちゃんの住む町にある日、メガビョーゲンが現れ、町をむしばみはじめます。それを阻止しようとするちいさなヒーリングアニマルがピンチのとき、「わたし、こんどはだれかを助けたい!!」(のどかは、ちいさいころ、体が弱かったとき、いろんな人に助けられた)、と、危険な状況に立ち向かい、それがきっかけでプリキュアになります。こんなすばらしい子です。
ここから何話もすすんでいく中で、のどかちゃんは何度も様々なやさしさを見せてくれて、「あぁ、なんていい子なんだ!」、と何回もウルウルさせてくれます(癒してくれます。)ほかにもメンバーは、優等生でしっかりものの ちゆちゃん、流行りがすきで今風のひなたちゃん(4話?ぐらいでtikitokを踊っていた^^)、精霊プリキュアのあすみちゃんがいます。地球をお手当する、というテーマもいいです。ぜひ、DVDや、配信サイトで見てみてください。

ヒーリングっど♥プリキュア / ヒープリ / Healin' Good Pretty Cure / Healin' Good♥Precure
9

ストーリーの描き方が丁寧。キャラクターも可愛い。

女児に人気の「プリキュアシリーズ」の第17作目。今作のテーマは『医療』、『癒し』、そして『生きる』ということになっており、『地球のお医者さん』をイメージして作られています。プリキュア達も白衣をまとって変身したり、変身呪文が『手術』を意味する『オペレーション』だったりと、治療を彷彿とさせるものが随所に盛り込まれています。キュアグレースに変身する今作の主人公『花寺のどか』はもともと病弱で、長期入院の経験がある女の子。話が進むにつれ、のどかの過去が少しずつ明らかにされていき、闘病生活中に沢山の人に支えられた経験から、「人の役に立ちたい」と強く願っており、まだ万全なからではないというのにその願いを貫くのどかの姿に、多くの視聴者が心打たれたことだろうと思います。プリキュアシリーズに不可欠なパートナーの妖精ですが、今作は『地球のお医者さん見習い』という設定です。ごく普通の女子学生にプリキュアの変身能力を授け、サポートにまわるパターンが多い妖精ですが、今作では、「地球を癒す」という強い使命感と覚悟を背負っているのが非常に特徴的です。妖精が敵との危険な戦いに「人間を巻き込みたくない」と葛藤するシーンなど、妖精側にフォーカスした話もあり、非興味深いです。