リーピング / The Reaping

リーピング / The Reapingのレビュー・評価・感想

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リーピング / The Reaping
9

「人生やり直せるんだ」と気づかされた

この作品のあらすじは、以下のようなものでした。
科学者のキャサリンは過去、理不尽な出来事に出会い、それをきっかけに宗教嫌いになっていた。「信じ続ける、頭の固さこそ奇跡ですね」と言い、信者をバカにしていた。彼女はヘイブンという町で、「神の奇跡」が起きたと聞き、「そんな馬鹿な」と思い様子を見に行く。その町で出会った少女は、狂信者に殺されたキャサリンの娘とよく似た境遇の中で苦しんでいた。彼女は過去をやり直すため、その少女を救い出すのだった。

この作品を鑑賞して、以下に気づかされました。

・過去にできなかった事をすることの、素晴らしさ
役者さんたちの演技が自然で、少女のあどけなさと素直さや、ヒロインの心の細かい動きなどが、色濃くあらわさていた。だから、上を強く認識することができた。

・あまり、人をバカにしない方が良いということ
さまざまな人との出会いにより、自分の人生が大きく変わることがある。この映画の話は、そのことを教えてくれた。

・この作品が、レベルの高いホラー映画であること
ホラー映画は、観る人が恐怖感を楽しく味わうことができるようにつくられた作品である。心理学の辞書によると、恐怖は「人間は自分の人生観や世界観をどこかで揺り動かすもの」だそうである。今回の映画の設定は、現実と非現実とが混ざり合ったものなので、自分の世界観を大きく揺り動かしてくれた。