コスモスストライカー

コスモスストライカー

『コスモスストライカー』とは、田中誠一原作、戸舘新吾作画による日本の漫画。1998年に『週刊少年ジャンプ』誌上で短期連載され、全2巻のコミックスが刊行された。「真蹴球戦士(リアルマニズム)」と、世界征服を企む悪の秘密組織「サードエンバイア」との戦いを描いた作品で、サッカーを題材としながらも、試合中、敵味方問わず様々な登場人物が、強烈なシュートで対戦相手を殺傷する、右手に内蔵されたブラックホールでサッカーボールを吸い寄せるなどの人間離れした必殺技を繰り広げることで話題を集めた。編集者の岸川真は本作を「『少林サッカー』系で、最近のナイキやアディダスのCMのような世界」、タレントの伊集院光は「時代が早すぎた系」と評している。
地球上の人口の半分がサッカーに熱狂している時代。サッカーによる世界征服を企む悪の組織・サードエンバイアの野望を防ぐため、主人公の逸刀志狼率いる「真蹴球戦士(リアルマニズム)」は、人々の未来を守るための戦いに挑んでいくのであった。

コスモスストライカーのレビュー・評価・感想

コスモスストライカー
7

昭和のテニプリともいうべき作品

週刊少年ジャンプに掲載されていた作品ですが、あえなく打ち切りになったサッカー漫画です。
今この作品に似ているのは?と聞かれたら迷わず「新テニスの王子様(テニプリ)」と答えます。つまりそういう作品です。
一言でいうとサッカーは球技ではなく格闘技と言うのがこの漫画のコンセプト。点を入れて勝つというよりも相手を物理的にプレー不可能な状況にする方を優先します。まさにテニプリと瓜二つ。時代が時代ならば打ち切りはおろか、アニメ化もされていたかもしれません。

ただ他国の描写は褒められたものではありません。
この作品には西ドイツ(古い!)が登場するのですが、完全にナチスをモデルにしています。単純にドイツ=ナチスというこじつけっぷりがひどいです(今なら速攻で打ち切りでしょう。おおらかな時代だったということでしょうか?)。ちなみにこの西ドイツ代表は「NGV(ノーゴールビクトリー)」という相手の三半規管を破壊させて二度とサッカーをできないようにする方法で勝つというトンデモな代物(しかも監督は最高の芸術とかいう始末)です。もっとも主人公補正がかかってあえなく返り討ちにあうのですが。

短い作品なのに今でも伝説として残るトンデモ作品です。