メダロット / Medabots / Medarot

メダロット / Medabots / Medarot

『メダロット』とは、ギンジョウ町に住む小学生天領イッキと、そのパートナーとなるメダロットのメタビーによる日常生活とロボットバトルを描いた作品。時にマニアックな要素や感動ストーリーがあったりと多種多様なストーリーが魅力である。登場人物がやたら「酒」をキーワードとしている名前が多いのも特徴となっている。

メダロット / Medabots / Medarotのレビュー・評価・感想

メダロット / Medabots / Medarot
10

コメディも感動も全て詰まった作品

子供の頃、ハマりにハマって毎週の放送を楽しみにしていました。
お友達ロボット『メダロット』が大流行した近未来、メダロット同士を戦わせて競い合うロボトルに白熱する少年『イッキ』とその仲間たちの日常を描いた作品です。
イッキは当初、「今時メダロットも持ってない変わり者で時代遅れなヤツ」という立ち位置なのですが、これが当時ゲーム機を買ってもらえなかった自分に非常に刺さり、ものすごく感情移入して観ておりました。
その後、イッキは晴れてメダロットを手に入れたものの、熱血でまっすぐな性格のメダロット『メタビー』にたびたび振り回されながらも成長していき、最終回目前では非常に頼もしい主人公になったと思います。
90年代アニメらしくギャグやコメディも、感動も熱血も全てが作品の中へ詰め込まれたボリューミーな作品で、特にギャグは当時の作品の中でも最高クラスだと思います。
イッキが大好物のたこ焼きについて熱く語る回があるのですが、その回は細かいセリフまで未だに覚えており、お気に入りの回です。
モブキャラらしいモブキャラもほぼ存在せず、ゲストキャラクターも濃いメンバーが勢ぞろいで、1回1回がしっかりと記憶に残るいいアニメだと思います。

メダロット / Medabots / Medarot
7

ゲームボーイ版と設定は違うものの面白い作品

1999年にアニメとなったメダロットは、当時販売していたゲームボーイ版のメダロットと設定やストーリーは異なるものの、子供向けのアニメながら、大人が見ても十分楽しめる作品になっている。
主人公のイッキは、学校で流行っている、友達ロボットのメダロットを親から買って貰えずにいたが、川に落ちていたメダロット用のメダルと、本体となるティンペットを近所のコンビニで値引きしてもらい、ようやくメダロットを入手できた。
しかし、そのメダロットは旧型で、しかも持ち主の言うことを全然聞かない個体だった。
メダロットにはモデルによって性能差があるが、それ以外にもメダロットには人間のように性別があったり、性格がそれぞれ違ったりする。
それに、メダロットは人間と同じで会話ができるので、持ち主とメダロットが仲良くなったり、メダロット同志でバトルをさせたり、色々なことができる。
主人公のイッキも、手に入れたメタビーというカブト型のメダロットと共にバトルをし、少しずつ強くなっていき、ロボトルランキングという大会で全国3位になった。
メダロットはバトルシーンも多いが、持ち主との絆が描かれたり、大人向けコメディ回があったりと面白い脚本が多いのも魅力だ。
メダロットは、スマホゲームで2020年に配信開始したので、これを期に是非スマートフォンで皆さんもプレイしてみて欲しい。