間宮兄弟

間宮兄弟のレビュー・評価・感想

間宮兄弟
6

よく考えると気持ち悪いけど

佐々木蔵之介と塚地武雅って全然似てないじゃんと思いつつ、兄弟に見えるから不思議だなと思います。どことなく、雰囲気が似ている気がします。どちらも演技がうまいですからそのおかげかなとも思いますが、それだけじゃない気もします。キャスティングの妙だなって感じです。
兄弟で同居していて、スコアボードをつけながら野球を見たり、食べるものを決めたりすごく楽しそうだけど、よくよく考えると、ちよっとアレな二人だなと思います。特に、女の子と遊んだ日の夜、二人で話をするところとか、中学生かよって感じでした。深く考えると気持ち悪いから、考えないようにした方がいいです。
女性陣は、どの方も素晴らしく綺麗な人でした。沢尻エリカさんはすごくかわいらしくて、別に騒動などが嘘のようです。北川景子さんはまだ若くはつらつとしていました。常盤貴子さんは、ちょっと冴えない感じの女教師役だけど、その冴えない感が逆にいい感じでした。そりゃあ、塚地も惚れるよなって感じです。彼らの恋愛は、恋愛初心者によくある勝手にうまくいくと思い込むという道を辿っていて、そういう覚えのある私には見ていて痛々しかったです。兄弟二人ともうまくいかないことだらけだったけど、これからも仲良く暮らすんだろうなって感じです。そういう兄弟がいてもいい、そんなふうに感じました。

間宮兄弟
4

そんな兄弟いるの?

佐々木蔵之介と塚地武雅が、恋愛経験のない、仲の良い兄弟を演じます。とても、仲が良くて、小学生の兄弟みたいで、そんな彼らの行きつけの店とかもあって微笑ましい映画です。でも、ほんとにこんな兄弟いないしと思います。仲の良い兄弟はいるだろうし、誰もかれもが恋愛をしてきたわけではないこともわかります。私だって学生時代に恋はできませんでした。だから、年をいっても、恋愛初心者がいるのは共感できます。でも、なんか2人をめちゃ幼く描いてる気がして、なんだかなと思います。それに、女性陣が帰ったあと、あそこが可愛かったとか2人で話してるのってなんか怖いです。そんなこと、兄弟で話すでしょうか。恋愛経験なければないほど、そういう話を家族とはできない気がします。佐々木蔵之介と塚地武雅だからなんか素敵な兄弟に見えますが、実際にいたら、とても共感できない兄弟だと思います。なので、あまり映画に入り込めず楽しめませんでした。映画の中でも兄弟の恋愛はうまくいってないので、そこは現実的でよかったです。これで、若い女との恋愛がうまくいってたら、この映画が大嫌いになったでしょう。やはり、恋愛はなかなかうまくいかないなとわからせてくれるので、その点は良かったです。

間宮兄弟
5

変な兄弟ではありますがうらやましくもある

モテない仲良し兄弟がそれぞれ恋をしてというはなしです。ダブル主演は佐々木蔵之介とドランクドラゴン塚地で、どちらもいい人だしユニークで素敵なんだけどモテないだろうなと思える男性を演じていました。仲がいいのはいいことなんだけど、中年の兄弟が一緒に暮らしてるのもなんかだし、まあそれはよしとしても過ごし方がなんか中学生みたいだし、大体、うまくいくと思ってる相手との恋もはたから見たら無理だろうてわかる話だし、と見ていて、ちよっと「おいおい…」と思うところは多いです。でも、佐々木さんと塚地は全然顔が違うのに不思議と兄弟に見えるし、ああいうふうに好きなことを互いにして、一緒にテレビ見て、そんな生活もいいなと思えるし、女優陣は可愛すぎます。私はこの映画を見るまで、あまり沢尻エリカさんのことを知りませんでしたが、この映画のエリカさんはまあかわいいです。こりゃモテるわという感じでした。北川景子さんもかわいいし、常盤貴子さんも地味な先生役だけど、やはりきれいです。そんな女優陣を見るだけでも価値はあるかなと思います。前述しましたが、結局2人の恋はうまくいかないところも現実的でいいと思います。こんな兄弟いないだろうとも思いますが、そこそこ面白い映画だと思います。

間宮兄弟
8

変わった兄弟の日常をのぞき見してるような映画

変わった兄弟の日常をのぞき見しているような気分でクスッと笑えたり、共感…というよりも、「変な人~!」と思い、笑うことの方が多い映画です。元々、日常系のほほんとした映画が好きな私にはぴったりな作品で、今まで何度見たかわかりません。そして、効果音もとても良く、音フェチなので、それも何回も見てしまう理由なのかもしれないです。お母さん思いの優しい兄弟で、男としてはマザコン気味だし、やっていることも子供臭かったり、リアルにいたら「え~!」と引いてしまうような人たちですが、人間としてはすごく面白いな、と思います。波のある、ハラハラドキドキする映画が苦手な方には落ちついた心で観られて、本当にザ・のほほん映画です。間宮兄弟のお兄ちゃん役に『佐々木蔵之介』、弟役に『塚地武雅』という、合わなそうな二人ですが、二人の演技がとても良く、最終的には本当に兄弟なんじゃないか!?と思うほどでした。どこかで本当にこの二人が生活しているんじゃないかなと錯覚するほど、むしろどこかにいてほしいと願望すら生まれるほどでした。本当にこの映画は、いつまでも見ていられる、終わったあとも先が気になる作品でもありました。劇中の、映画を見ながら二人でポップコーンを食べている姿を見て、自分も真似をしてポップコーンを食べながらこの作品を見たことがあります。穏やかな気持ちになりたいときに見ています。