間宮兄弟

間宮兄弟

『間宮兄弟』(まみやきょうだい)とは、江國香織による日本の小説、およびそれを原作とした映画作品である。初出は「女性セブン」の2003年7月10日号から2004年1月1日号の連載であり、2004年9月29日に小学館から単行本が発売された。
物語は、30歳を過ぎても同居生活を続ける間宮明信(まみや あきのぶ)・徹信(てつのぶ)の兄弟を軸に展開される。2人とも女性には縁がなく恋人がいた経験もないが、多趣味であり兄弟仲が異様なほど良いため、日々の暮らしには特に退屈していない。そんなある日、徹信が勤める小学校の女性教諭である葛原依子(くずはら よりこ)と、兄弟が行きつけにしているレンタルビデオ店の店員である本間直美(ほんま なおみ)の2人を自宅に招待する機会が訪れることとなる。
2006年5月13日に公開された映画版では、兄の間宮明信役を佐々木蔵之介、弟の間宮徹信役をドランクドラゴンの塚地武雅がそれぞれ演じた。製作にあたっては、東映の野村敏哉プロデューサーが『海猫』の全国キャンペーン中に書店で江國の原作小説を見つけ、映画監督である森田芳光の「森田ワールド」に近いと発想したことが発端となった。森田自身もこの企画に賛同したため、野村は上司である坂上順東映常務に企画を提出したが、「東映邦画系で全国公開するには作品の柄が小さい」として却下された。森田も坂上常務をリスペクトしていたことから東映での製作を諦め、森田自らがアスミック・エースのプロデューサーである柘植靖司に企画を持ち込んだことで製作が決定した。このような経緯から、映画のクレジットには野村敏哉が企画協力として名を連ねている。

mikenekoSのレビュー・評価・感想

間宮兄弟
8

変わった兄弟の日常をのぞき見してるような映画

変わった兄弟の日常をのぞき見しているような気分でクスッと笑えたり、共感…というよりも、「変な人~!」と思い、笑うことの方が多い映画です。元々、日常系のほほんとした映画が好きな私にはぴったりな作品で、今まで何度見たかわかりません。そして、効果音もとても良く、音フェチなので、それも何回も見てしまう理由なのかもしれないです。お母さん思いの優しい兄弟で、男としてはマザコン気味だし、やっていることも子供臭かったり、リアルにいたら「え~!」と引いてしまうような人たちですが、人間としてはすごく面白いな、と思います。波のある、ハラハラドキドキする映画が苦手な方には落ちついた心で観られて、本当にザ・のほほん映画です。間宮兄弟のお兄ちゃん役に『佐々木蔵之介』、弟役に『塚地武雅』という、合わなそうな二人ですが、二人の演技がとても良く、最終的には本当に兄弟なんじゃないか!?と思うほどでした。どこかで本当にこの二人が生活しているんじゃないかなと錯覚するほど、むしろどこかにいてほしいと願望すら生まれるほどでした。本当にこの映画は、いつまでも見ていられる、終わったあとも先が気になる作品でもありました。劇中の、映画を見ながら二人でポップコーンを食べている姿を見て、自分も真似をしてポップコーンを食べながらこの作品を見たことがあります。穏やかな気持ちになりたいときに見ています。