アフタースクール

アフタースクール

『アフタースクール』とは、2008年に公開された日本のサスペンス・コメディ映画である。監督・脚本は『運命じゃない人』や『鍵泥棒のメソッド』で知られる内田けんじ。主演は大泉洋が務めた。
物語は、母校の中学校で働くお人好しな社会科教師・神野良太郎のもとに、かつての同級生だと名乗る怪しげな探偵・北沢雅之が訪ねてくることから始まる。北沢は、神野の幼馴染であり、現在は一流商社に勤める木村一樹を探しているという。木村は数日前から突如として行方をくらましており、その背後には大金やヤクザ、謎の女の影がちらついていた。
北沢の強引なペースに巻き込まれる形で、神野は心ならずも木村の捜索を手伝うことになる。しかし、調査を進めていくうちに、親友だったはずの木村が自分の知らない裏の顔を持っていることが次々と明らかになっていく。
本作は、社会に出てそれぞれ異なる世界を持ってしまった3人の同級生が巻き起こす、大人のビターな「放課後(アフタースクール)」をユーモアと緻密なプロットで描いた極上のエンターテインメント作品である。「甘くみてるとダマされちゃいますよ」というキャッチコピーの通り、内田けんじ監督ならではの計算し尽くされた緻密な伏線回収と、張り巡らされたトラップによって、観客を心地よく裏切る見事な大どんでん返しが用意されている。主演の大泉洋のほか、探偵役の佐々木蔵之介、木村役の堺雅人といった日本映画界を代表する実力派俳優陣の絶妙な掛け合いと演技合戦も高く評価された。

アフタースクールのレビュー・評価・感想

アフタースクール
6

推理映画をよく観る人ほど騙される。最後の最後まで、どんでん返しが起きる作品。

母校で中学教師をしていた神野の元に、男が訪ねてきました。その男は、かつて妹の事が好きだった同級生、シマザキを名乗る探偵でした。探偵は中学からの親友で、神野から借りた車と一緒に失踪した木村の行方を追っていました。神野は成り行きから、探偵と一緒に木村を探す事となります。なぜ探偵は木村を追うのか、木村の失踪した理由とは。そして、神野の貸した車は戻ってくるのでしょうか。

作品には大泉洋、佐々木蔵之介、堺雅人などが出演しています。この作品はミステリー作品が好きな人ほど騙される内容です。最後の最後まで私は騙されました。
基本的にはミステリーですが、若干ドタバタコメディー要素も含まれています。また、推理小説の用語を出させていただきますが、「ノックスの十戒」「二十則」には従っていないと思います。なので、ガチガチの推理小説が好きな方は苦手な作品かも知れません。

映画の題名である「アフタースクール」。この作品は題名である”放課後”を思わせるような雰囲気をどこか感じさせてくれます。私の意見ですが、微睡む感じというか、完全な悲壮感は無いというような感じです。
正直な話しをすると、評価を見てもらうと分かりますが、凄く面白いわけではありません。観たらみたで作品を楽しめる程度の面白さです。

アフタースクール
10

どんでん返しが面白い!絶対にラストまで見るべき!

単調なストーリーの映画にも良作はありますが、どんでん返しが展開の中に組み込まれていると面白さは倍増するというものです。
この映画はまさにそんな映画のひとつで、最初はとある1人の男性を探偵と同級生の2人が探していく映画なのですが、実は当初に説明されていた事情とは違う事情があって…というような感じで最後にどんでん返しが待っています。
この映画、大泉洋(同級生)と佐々木蔵之介(探偵)がメインに動いていくのですが、大泉洋ってこんな役もできたんだなあと驚きました。彼のイメージは陽気なおちゃらけキャラという印象が強く、それはこの映画でもそうなのですが、どんでん返しがあってからは、「いや、こんなにしっかりしていた男だったのか…」と考え直させられました。
いやあ、役者って本当に凄い!
それにしても、こういう話って現実でも起こり得そうな話なんですよね。だからなのか、終始、妙な緊張感を持って視聴に臨んでいました。でもこういう緊張感は大事だと思います。特にどんでん返しのある映画にとっては。
あと、この映画、エンドロールが流れても視聴を止めてはいけません。エンドロール後に、作中で流れたあるシーンの詳細が判明するので絶対に見逃さないようにしましょう。私はこのシーンを見て思わずクスッと笑ってしまいました。

アフタースクール
10

映画の見どころはどんでん返し!

この映画は簡単に言ってしまうと、探偵の北沢(佐々木蔵之介)が、突然、失踪した木村(堺雅人)を、木村の友人である神野(大泉洋)と一緒に探し回る映画です。
この北沢は裏の世界に足を突っ込んでいる、いわゆるちょい悪な探偵で、人との信頼よりもお金を優先に動く探偵です。人を信頼しない性格が災いして部下にも裏切られたりもするのですが、それでも全く反省もせずに人脈を駆使しながら木村を探し出します。腕は確かな探偵ですが、人間性で損をする事が多い。そんな印象の北沢を佐々木蔵之介が見事に演じており、時折見せる他人を小馬鹿にするような笑みが凄い気に入っています。そしてその北沢と対比して、神野は人を信じる良い人間を演じています。この2人の対比を見ているのも面白いのですが、この映画の一番の見どころは、何と言っても「どんでん返し」でしょう。
なぜ木村は失踪したのか、そして友人である神野は何を考えていたのか、はたまた途中で何度も出てくるあの女性は誰でどういう関係なのか、こういった謎がラスト1時間でなし崩し的に判明していきます。
「あ~、あの時の電話の相手はこの人だったのか~」、「あの人は父親でもなく○○(あえて伏せておきます)の人だったのか~」など、見終わったらこう思う事は間違いありません。
そしてこの後、北沢はどうなるのか、変わっていくのか、それともこのままなのか…
非常に続編が気になる(続編はないですが)、とても面白い映画です。
ぜひ、観賞してみて下さい!