エコール

エコール

『エコール』は2004年ベルギーとフランスで製作された映画である。原作はフランク・ヴェデキントの小説『ミネハハ』。原題は『Innocence』である。
監督はルシール・アザリロヴィック。キャストは、ゾエ・オークレール、ベランジェール・オーブルージュ、リア・ブライダロリらである。
本作品は、少女たちが深い森の中の学校に住み、外部からの客が訪れるバレエの発表会のために訓練されているという閉鎖的な印象を与える物語である。不思議な雰囲気のある映画であり、この作品の中でほのめかされる謎が、はっきりとは開かされないまま終わる。このように特異な雰囲気が特徴的であり、ホラーの要素も含まれており、観客に不安や恐怖を感じさせる。
蝶やバレエ、白い服などの美しいモチーフや儚い少女たちのバレエ姿など視覚的な要素や雰囲気も魅力の一つである。寓話のような味わいを持つ物語が演出されており、どこかエロチックで、耽美的な映像も印象深いと評価されている。

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