タワーリング・インフェルノ

タワーリング・インフェルノ

『タワーリング・インフェルノ』とは、1974年公開のアメリカの映画。超高層ビル火災を描いたパニック・ホラー作品で、1970年代中盤期に到来した「パニック映画ブーム」の中でも最高傑作と評されている。原作はリチャード・マーティン・スターンの小説『そびえたつ地獄(原題:The Tower)』、そしてトーマス・N・スコーティアとフランク・M・ロビンソンの共著による小説『タワーリング・インフェルノ(原題:The Glass Inferno)』の2作品。それらを、脚本を手掛けたスターリング・シリファントが1本のシナリオにまとめる形で制作が進められた。監督はジョン・ギラーミン、主演はポール・ニューマン、スティーブ・マックイーンが務めており、日本では1975年に公開された。1974年度のアカデミー賞で撮影賞、編集賞、歌曲賞を受賞している。
サンフランシスコにそびえる、高さ地上550メートル、138階建ての世界最大の超高層ビルが落成式の日に火災に見舞われた。地下の発電機の故障から端を発した炎は、やがてそのビルに関わる数百人の生命を飲み込む炎の地獄と化して燃え上がる。大規模なビル火災という惨事を中心に、直面した人々のドラマを描いている。

タワーリング・インフェルノのレビュー・評価・感想

タワーリング・インフェルノ
9

タワーリング・インフェルノ

パニック映画の金字塔。
超高層ビルのオープニング・パーティーが始まろうとしていた。しかし地下室の配電盤から火花が出て燃え広がる。そんな中パーティーが始まった。政治家や町の名士たちが招待され、盛り上がる会場で会話が交わされる。ダンスに興じる人々、満面の笑み。
地下室では更に火勢が強まり始めた。会場ではビルのオーナーと義理の息子が険悪な状態で雲行きが怪しい。地下室では益々火の勢いが激しくなるばかり。ここでやっと異変に気付いたセキュリティの責任者が会場に知らせるのだが、知らせを無視しパーティーは続行された。
セキュリティの責任者が消防署に連絡、しかし時すでに遅し、もはや手が付けられる状況ではない。消防士たちの懸命の消化活動が始まり、パーティー会場もやっと気づいたがここまでくると最早手遅れ。火災の原因は義理の息子がピンハネをして工事費をケチったため。
映画は超大作、オールスター・キャスト、豪華絢爛、世界中で大ヒット。それにしても、人間はどうしてここまで愚かになれるのか不思議です。オーナーと義理の息子の関係も、ビルを設計した人も、愚か者ばかりがこの映画に出てきます。消防士の隊長が映画の中で言います。ビルを建てるときは私に相談しろと。作り方を教えてやるといういいセリフです。勇気ある消防士たちに脱帽。まさにヒーローです。