LSD(ゲーム)
『LSD』(エルエスディー)とは、1998年10月22日に日本のアスミック・エース エンタテインメントから発売されたPlayStation用3Dアドベンチャーゲームである。アウトサイド・ディレクターズ・カンパニーが開発し、企画・プロデュース・音楽をアーティストの佐藤理が担当した。
本作は、スタッフが10年間書き留めた夢日記をベースにした「ドリームエミュレータ」であり、明確な目的や敵が存在しない極めて独創的な作品である。プレイヤーは一人称視点でサイケデリックかつ不条理な夢の世界を彷徨い、壁や物体に接触して別の場所へワープする「リンク」を繰り返しながら、支離滅裂な夢体験そのものを楽しむ。プレイを重ねるごとに世界のテクスチャや色彩が変容し、時には詩的なテキストや奇妙なムービーが挿入されるなど、その内容は多岐にわたる。
発売当初は「こんなのゲームじゃない」というキャッチコピー通り、既存のゲーム評価軸からは酷評を受けたが、後にその唯一無二の世界観が日本国外を中心にカルト的な人気を博し、2010年にはゲームアーカイブスでも配信された。2017年にはイギリスのバンド「アルト・ジェイ」のアルバムジャケットに本作の画像が採用されるなど、音楽やアートの文脈で高い評価を受け続けている。
- 総合評価10.0点
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