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いろいろ聴けて楽しい
ストリートピアノを弾くピアニストはたくさんいますが、菊池亮太さんは難易度の高いクラシックから親しみのあるポップな曲まで本当に幅広いレパートリーがあり意外性があって聴くたびに感動します。
流行の歌謡曲や馴染みのあるアニメソングをアレンジして聞かせてくれるピアニストも多々いますが、他のストリートピアノを弾く方は難しいクラシックをしっかり弾くことはあまりないように思います。以前より駅や商業施設などにストリートピアノを設置するところが増えてきました。海外で有名なクラシックをメドレーにすると外国人の方からも大きな拍手が送られます。今ではいろいろな場面をYouTubeで簡単に観ることできます。
菊池さんは他のピアニストとコラボなどはあまりなく目立って何かをすることはないようですが、めがねに深々と帽子をかぶってサッと現れて、周囲があっと驚くような演奏をしてたくさんの拍手に恥ずかしそうにまたサッと去っていくのは小気味いいものがあります。おとなしそうなのに曲が盛り上がっているところでは椅子から飛び上がるかのように力が入って演奏するギャップもいいです。
残念ながら自宅周辺には、ストリートピアノを置くような駅も施設もなく、小さなホールでも生でそのような演奏を聴ける機会はほぼありません。
このような活動をするピアニストをミュージシャンととらえていいのかは定かではありませんが、私がいろいろな人の演奏を聴いて一番感動し、次はどんな曲が聴けるのかとても楽しみにしているので挙げてみました。