塵骸魔京
『塵骸魔京』とは、2005年6月26日にニトロプラスから発売されたアダルトゲームである。ジャンルは人外伝奇アドベンチャーゲーム。原画をNiθ、シナリオを夜刀史朗(海法紀光)が担当。本作は、海法が携わったテーブルトークRPG『BEAST BIND 魔獣の絆 R.P.G』のキャンペーンシナリオを物語の下敷きとしており、タイトルの「魔なる京に骸は塵りぬ」という言葉通り、魔物が跋扈する世界観が描かれている。
本作は、日常の裏側に潜む魔物たちの世界を舞台に、著しく共感能力を欠いた主人公・九門克綺が、異世界の価値観や住人たちと接触する過程を描く。自らを「心臓がない」と称するほど冷淡だった主人公が、過酷な運命の中で少しずつ「人間らしさ」を獲得していく心境の変化が物語の大きな軸となっている。
分類上はビジュアルノベルに近く、緻密な文章と選択肢によって物語が分岐するマルチエンディング方式を採用している。文章量が多く、難解かつ重厚な表現を多用することで、作品全体にダークな雰囲気を与えているのが特徴である。
- 総合評価8.0点
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