モノを固めて大きくするアクションゲーム
プレイステーション2のビデオゲーム。
コントローラーの左右スティックを駆使し「塊」を操作、日常生活にある物や生物を塊にくっつけ、大きくするという斬新な内容。
制限時間以内に塊を大きくすればノルマ達成、という覚えやすいシンプルなルール。
最初は机に転がっているサイコロ、鉛筆など小さい物しか巻き込めないが、鉢、自販機、乳牛、車、家…と徐々にスケールの大きい物を巻き込めるので非常に爽快感がある。
ただ物体を巻き込むだけでも楽しいのだが、極めようとすると最適なルート構築が要求され、シンプルながらもゲーム性は意外と奥深い。
リーゼントをきめた若者が子供用遊具に乗っていたり、なぜかバナナが地面に埋まっていたり…といった笑ってしまう要素もある。
その他、巻き込める物品・生物の種類が非常に多く、後でコレクションとして詳細を確認できる収集要素もあるのは嬉しい。
ただし、操作によってスティックキーを酷使するため、コントローラーの劣化に拍車をかけるといった物理的な欠点がある。
また、カメラが立体空間をせわしなく動き回るため、画面酔いしやすい人は特に注意。
覚えやすい単純なゲームシステムながら極めがいがあるので、1度ハマってしまったら他の塊魂シリーズにも手を出してみるといいだろう。