ドラッグ オン ドラグーン / DRAG-ON DRAGOON / DOD1 / Drakengard

ドラッグ オン ドラグーン / DRAG-ON DRAGOON / DOD1 / Drakengard

『ドラッグ オン ドラグーン』(DRAG-ON DRAGOON)とは、2003年にスクウェア・エニックスから発売されたPlayStation 2用のアクションRPG。2008年にはスクウェア・エニックスのアルティメットヒッツシリーズとして廉価版も発売されており、2004年からはスクウェア・エニックスが提供していたサービス「スクウェア・エニックス ポケットアクション」にて携帯電話用ゲームが配信されている。『ドラッグオンドラグーン』シリーズの一作目となるアクションRPGで、略称は「DOD」もしくは「DOD1」。シリーズ作品として『ドラッグオンドラグーン2 封印の紅、背徳の黒』『ドラッグオンドラグーン3』が発売されているほか、関連作品もリリースされている。従来のRPG作品として一般的な、武器を用いての戦闘のほか、巨大なドラゴンを駆り、その力を操ることも可能となっているのが特徴。地上と地球を行き来しながら、ストーリーを進行させる「物語選択」や、クリアしなくてもゲームの進行に影響がない「フリーミッション」などを楽しむことができる。
まだ大空にドラゴンが飛んでいた遥か昔、世界のバランスを保つ「女神」を有する「連合軍」と、女神への信仰を否定し、謎の宗教組織「天使の教会」を妄信する新興勢力「帝国軍」との間で激しい戦争が起こっていた。ある日、連合軍側の要人である「女神」フリアエの居城が帝国軍の襲撃に遭う。フリアエの兄でもある傭兵カイムは、フリアエを守るためこの戦いに参戦。致命傷を負ったカイムは、ドラゴンと契約を結ぶことで生き延び、フリアエを救出するための戦いに身を投じていくのであった。

ドラッグ オン ドラグーン / DRAG-ON DRAGOON / DOD1 / Drakengardのレビュー・評価・感想

ドラッグ オン ドラグーン / DRAG-ON DRAGOON / DOD1 / Drakengard
9

シナリオでも魅せるアクションゲーム

『ドラッグ オン ドラグーン』は、スクウェア・エニックスが開発し、ヨコオタロウ氏がシナリオを手掛けたアクションRPGシリーズです。
シリーズは2003年に初代作品がPlayStation 2で発売され、以降、続編やリメイクが展開されてきました。
シリーズは主にダークファンタジーとサイエンスフィクションの要素を組み合わせた独特な世界観が特徴であり、暗く陰鬱な雰囲気と深い物語が魅力とされています。

舞台は剣と魔法、そしてドラゴンや精霊が存在するファンタジーの世界。世界の封印を司る「女神」を擁する連合軍と封印を破こうとする帝国軍との戦争の中、連合軍側の要人である「女神」フリアエの居城が帝国軍の襲撃に遭う。
フリアエの兄でもある傭兵カイムは、フリアエを守るためこの戦いに参戦し獅子奮迅の戦いを見せるも、致命傷となる深手を負ってしまう。
しかしその際に捕らわれていた瀕死のレッドドラゴンと出会い、レッドドラゴンと契約して「契約者」となることで生き延びる。それからカイムはフリアエを救うために死を繰り返し、さまざまな運命に立ち向かいながら、世界の真実を解き明かしていく。

このゲームは深いテーマや哲学的な要素を含んだストーリーテリングが特徴的であり、音楽やグラフィック、演出のクオリティも高く、独特な世界観と相まってシリーズの魅力を高めています。発売から20年以上経つも根強い人気を得ています。

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8

最も大切なものと引き換えに、強力な存在と命を共有する契約者

時には1,000を超える敵を斬り伏せるダークファンタジーアクションです。

主人公カイムと、主人公と契約するレッドドラゴンアンヘルはどちらもピーター/池畑 慎之介さんが担当。
カイムはアンヘルとの契約で声を失うために二役は序盤しか聞けませんが、アンヘルのドラゴンらしい迫力ある声とそれに見合う演技力は圧巻の一言。

カイムの妹で、世界のために犠牲となる運命であるフリアエ。
二人の幼なじみであり美しい歌声を持つイウヴァルトは、フリアエに好意を寄せているも、フリアエはカイムへ兄妹としてのものを超えた好意を抱いていることに気がついています。
カイムのように戦闘能力が高いわけでもないイウヴァルトは、フリアエを手に入れるためにダークドラゴンと契約し、歌声を失います。

フリアエはイウヴァルトの歌声が好きで、自分が犠牲にならなければならないこと、そして想い人が兄であるという辛さを癒されていました。
フリアエに自分を見て欲しいがために彼女に好まれていた歌声を失うこと、そして契約したダークドラゴンがカイムとフリアエの両親を殺し、国を滅ぼした二人の仇であるという皮肉すぎる設定は、この世界のダークな雰囲気をよく表しています。

マルチエンディングの大半は悲惨なもので、次作へと繋がるエンディングは希望を残すものですが、2のストーリーではカイムが敵になっているなど救われないものです。

しかし、そんなダークさがこのゲームの最大の魅力だと感じます。