キャスパー / Casper

キャスパー / Casperのレビュー・評価・感想

キャスパー / Casper
7

キャスパーはかわいいおばけ

心霊カウンセラーの父とともに旅をしている少女が、次に引っ越した先は本当にお化け屋敷だったという話です。少女とおばけのキャスパーが合流します。キャスパーはとてもかわいくてただ彼女と友達になりたいだけなのに、おばけだから脅かしてしまってるところがコメディタッチでおもしろいし、一応悪役おばけもなんかおどけてて面白いです。それに、主人公の父がおばけになっちゃったときは反省したりして、実はそんなにいやなやつではない感じです。少女はクリスティーナ・リッチが演じています。彼女は顔が童顔ですし、子供らしい感じでかわいらしいです。それに、アダムス・ファミリーのときの黒ドレスよろしく、今回も白いクラシックな服を着る場面があり、やはり似合っています。おばけと人間だからキャスパーもクリスティーナ・リッチが恋人とかにはならないと思うけど、最後、一緒に踊ったり、友達にはなったようです。まあ、おばけが生き返るのはあまりよくない気もするし、キャスパーは何年も前に亡くなったようですし、いい着地点だったのではないでしょうか。おばけ映画といっても、キャスパーの造形はかわいいですし、悪はやられるし、笑い部分も面白いので一度は見てみても損はないと思います。

キャスパー / Casper
9

無害でかわいい幽霊のお話

映画『キャスパー』を紹介したいと思います。この世に未練があって幽霊になってしまった少年キャスパーは成仏したいと思っていました。ですが、方法も分からないし、霊媒師を含めやってくる人はみんな怖がってすぐに逃げてしまうので思い悩んでいました。
そんなある日、テレビで霊と対談してあの世に送るという先生を知ります。なんとかして彼に屋敷に来てもらうのですが、この屋敷には問題ばかり起こす3人組の幽霊がいてなかなかうまくいきません。そんな中先生の娘のキャットは、キャスパーと交流していく中で次第に心を通わせていきます。結果的にキャスパーも3人組も成仏しないのですが、笑いあり涙ありのストーリーと、結末付近のとある印象的なシーンがとても好きで、私はよくこの映画をおすすめしています。
物語には必要不可欠と言える悪役もしっかり登場し、物語を引っ掻き回す役割を全うしてくれます。そしてちょっとしたラブコメ展開もしっかり入っているのでいろんな層に受けることも間違いないです。
私が好きなシーンというのは本当に最後の方なんですが、キャスパーが一瞬人間の姿になるのです。幽霊時は風船みたいな可愛らしいルックスなのでそのギャップにやられました。そういう展開が好きな人はぜひ見てください。