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最高のガンダム小説のひとつ!
機動戦士Zガンダムの数ある外伝ものの一つです。
この作品は元々ホビージャパン誌上の企画だった気がします(うろ覚えですみません)。
そして、この「ADVANCE OF Ζ ティターンズの旗のもとに」は執筆が今野敏さん!(確証とか隠蔽捜査とかの人)
この作品は軍法会議を巡っての物語で、2人の主人公のエピソードを交えて進んでいきます。
ガンダムでまさかの法廷物なのです!
物語は青年将校エリアルドが軍法会議にかけられるところから始まります。
エリアルドの実験部隊時の回想と、その弁護を任された法務官コンラッド?が無実を証明するために奔走するという異色の作品です。
敵味方問わず良く描かれているなぁと自分は感じました。
特に主人公の所属の実験部隊隊長ウィスがかっこよくて好きです。
あとはTR-5 ギャプランのデザインも中々好みです。
そして、物語が終盤に近くづくにつれ、エリアルドにかけられた嫌疑の真相や政治的思惑も浮き彫りになってきます。
おそらく好き嫌いが分かれると思いますが、敵ジオン残党との戦闘シーンや実験機らしいハチャメチャなデザインも自分としてはありだと思います。
ここを読んで少しでも興味を持たれた方は、書店で是非手に取ってもらえたら、と思います。