チャイルド・プレイ(1988年の映画) / Child's Play (1988 film)

チャイルド・プレイ(1988年の映画) / Child's Play (1988 film)

『チャイルド・プレイ』とは、1988年に公開されたホラー映画である。
連続殺人犯のチャールズ・リー・レイは、死の間際に人気のおもちゃ「グッドガイ人形」に魂を移し、「チャッキー」という殺人人形として甦る。不運にも「チャッキー」を手にしてしまった6歳の少年アンディは、不可解な殺人現場に何度も遭遇し、「チャッキー」に命を狙われてしまう。殺人の犯人が人形であることは、持ち主のアンディと、命を狙われた者にしかわからない。
シリーズを重ねるごとにコメディ要素も含まれたカルト映画として、人気を博している。

チャイルド・プレイ(1988年の映画) / Child's Play (1988 film)のレビュー・評価・感想

チャイルド・プレイ(1988年の映画) / Child's Play (1988 film)
8

かわいらしい人形が人間を襲うホラー映画「チャイルドプレイ」

誕生日プレゼントにテレビで有名な人形がほしいとせがむアンディに母が買ってきた人形。
かつておもちゃ店で落雷によって命を落とした凶悪犯(チャールズ・リー・レイ)はその人形の中に魂を移していました。
そんなこととはつゆ知らず、誕生日プレゼントとして購入された人形と遊ぶアンディですが、徐々に母も人形の異常を感じるようになり…。
人形が人を襲うホラー作品は今では一般的かと思いますが、それらの作品を一躍有名にさせたのがこのチャイルド・プレイシリーズかと思います。
もしも家にある人形が突然動き出して子供たちを襲ったらどれだけ恐ろしいことなのだろう。
この作品はそういったテーマが主題だと思います。
はじめのうちはアンディが人形の異変に気付いて大人に話すのですが周囲の大人たちには子供の言うことだからと取り合ってもらえず、
どうしたら信じてもらえるのかとあがき苦しむアンディの苦悩もテーマにあげられているものだと思います。
2以降のシリーズでは親もチャッキーが凶悪犯の人形ということが分かっているため1に比べればまだ安心感がありますが、
やはりかよわい子供一人で立ち向かわなくてはならない1の怖さを超えることはできないと思います。
その後も何度か続編が作られ最新作ではチャッキーの設定も変わっているかと思いますが、人形に恐怖したいという人には一押しの作品でしょう。

チャイルド・プレイ(1988年の映画) / Child's Play (1988 film)
8

チャッキー、こわい。

月亭方正が真似しているし、人形だし、ほんとに怖いのか感のあるチャッキー人形ですが、なかなか怖かったです。怖くない時の人形と、殺人鬼がとりついた後の顔が全然違うし、ヤバい顔です。殺し方もガス爆発させたり、思った以上にバラエティに飛んでいました。人形で顔もそんなに表情が出ないのに、怖く見せるのは演出がすごいのだと思います。チャッキーに追いかけられる子どもは、6歳というとても幼い子だし、執拗に追いかけられてかわいそうです。おもちゃが暗闇の中で動き出すのもこわいし、そのことを周りに告げても信じてくれなくて、味方がいないなんてとても不安だったと思います。そういう、世界でひとりぼっちみたいな、心理的恐怖も描いています。あと、やっぱ、たくさん人が死ぬので、ホラーとして素晴らしいなと思います。やはり、ホラーは人数も大事です。その後、チャイルド・プレイは何作も続編が作られました。それは。やはり、第1作目の本作がよくできていたからだと思います。チャッキー人形も、とてもいいキャラです。本作でも最後にはやられますが復活しています。これからも復活してほしい悪役です。最近でも、リメイクされたようですので、そちらも見たいなと思います。

チャイルド・プレイ(1988年の映画) / Child's Play (1988 film)
7

トイ・ストーリーと合わせて見たい怖いだけじゃないトイ系作品!

巷ではトイ・ストーリー4が上映され盛り上がっていますね。
その裏で(?)同じトイ系ホラー作品として上映されている「チャイルド・プレイ」。
こちらはトイ・ストーリーよりも先輩の通算8作品目。チャイルド・プレイのチャッキーという名前は、皆さんどこかで聞いたことがあるのではないでしょうか。
私は小さい頃にこの映画を見て、震え上がり、持っていた人形を押し入れにしまった経験があります。
今回はベースのストーリーは変わらず現代版にアレンジされた作品という感じでしょうか。
トイ・ストーリー4を観た翌日に実はあまり期待せずにB級作品を観るような軽い気持ちでこちらの作品を観に行きました。
ただただ人を恐怖に陥れるというわけではなく、ストーリーもしっかりしていて違和感なくスッと気持ちが入っていける構成になっています。
チャッキーはただただ悪い人形ではないのです。
ピュアすぎるが故に、お友達となってくれた持ち主を喜ばせたくて、善悪の判断が付かないために強行に及んでしまうだけの割と人間味あふれる感情を持ち合わせた人形なのです。
今妊娠中なので余計にグッと来てしまうのかもしれませんが、小さい子供の善悪の養い方、ピュアすぎるが故の考えや行動に考えさせられました。
終盤になるといつの間にか愛着がわいてきてしまいます。
ただ怖いだけではない作品。トイ・ストーリーと合わせて見てトイ系作品のギャップを楽しむのも良いと思います。

チャイルド・プレイ(1988年の映画) / Child's Play (1988 film)
6

可愛い人形なのにこわい

かわいいグッドガイ人形に、殺人鬼の魂が宿ったという話です。よく話題になってるし、バラエティで仮装されたりするのでこわい状態になったときの人形の顔は知ってましたが、もともとどんな人形かは映画を見るまで知りませんでした。見てみると普通にかわいらしい人形で、これがあの顔になるのかと思うと、そりゃこわいわという感じです。最初、動き出した時は不覚にもビクっとしてしまいました。人形が動き出すのも怖いし、人形が人を殺しているということを主人公の少年が一生懸命説明しているのにだれも聞いてあげないというのも怖かったです。そりゃあ荒唐無稽な話なので信じないのも無理はありませんが、周りの大人が味方になってくれないなんて、アンディ(主人公)はどれだけ怖かったでしょう。すごく追い詰められたと思います。わたしなら、もう叫んでしまいます。古い映画ですし、人形もそれほどよくできたものでもありませんが、テンポがよく、次々と事件が起きてエンディングを迎えるので、飽きずにみることができます。この映画を見るまでは、ちよっとコメディよりの話かなと思っていましたが、第1作目に限ってはがっつりホラーでした。思ったより怖いのでぜひ見て欲しいです。

チャイルド・プレイ(1988年の映画) / Child's Play (1988 film)
7

トラウマになるけど面白いです。

今まで色んな映画を観てきました。アクション系、サスペンス系、ヒューマン系、ホラー系…どれも記憶に残ってますが、ダントツ的にトラウマなのが、「チャイルドプレイ」です。
チャイルドプレイは1~3まで観たことがあります。トラウマ過ぎてあまり覚えてないですが、当時、小学生の頃、チャッキーがめちゃめちゃ怖くて顔と容姿を見ただけで鳥肌が立つし、まさに恐怖の一言でした。パッケージ見ただけでビビりました。
でも、現在チャッキーを見ると、あれだけ怖かったのが今はそんなに怖くなくなりました。まぁ…怖いっちゃ怖いですが、そんなにビビらなくなりましたね。チャッキーの動きが今は可愛い。
アンディも可愛かったです!冒頭でお母さんの為に朝食を作るシーンや、チャッキーに追われてこけたり、知恵を活かしてドアを封鎖する所も可愛かった。
しかし、チャッキーの正体を知り、周囲の人達に知らせようとするんですが、なかなか信じてくれません。挙げ句の果てにアンディが、犯人扱いされて精神病院に入れられちゃう所が可哀想だったな。でも、簡単には信じられないでしょう。
昨今はCG映像を駆使した映画ばかりですが、当時はCGが無かった時代、そんな時代に人形を生きているように映し出す技術が凄いと思いました。当時小学生だったのですが、本気で怖かったです。
カメラワークも上手く、チャッキー目線で映し出し、人々を襲うシーンが地味に怖いし、今の小学生が見たら、僕みたいにトラウマになりますよ。あと、吹き替え版も良かった。チャッキーの声がイケボなのがちょっと引っかかるけど、アンディの声がめちゃめちゃ可愛かったです。総じて、とても面白かったです。
恐怖と可愛さを兼ね備えた殺人人形をリアルに映し出す、ドールホラー映画の傑作でした!