自由を求めて命を懸けた男達の実話を基にした戦争映画
この映画は1963年にアメリカで公開された実話を基にした戦争映画です。
これは、第二次世界大戦中に実際にドイツ軍の捕虜として収監されたポール・ブリックヒルと言うオーストラリア空軍所属のパイロットが書き記した捕虜収容所で体験した脱走計画の詳細を基にした作品となっています。
古い映画のため見たことがない人でもこの映画のテーマソングである大脱走マーチは聞いたことがあるかと思われます(黒ウーロ〇茶のCMのあれです)。
この映画の内容を簡単にまとめるととあるドイツ軍の捕虜収容所に収監された連合軍兵士達があの手この手を使って収容所からの脱走を目指す話となっています。
この脱走を目指す兵士たちは全員で250名にも上りその脱走人数の多さや、脱走に至るまでの計画の綿密さそして規模の大きさからこのタイトルである大脱走につながってきます。
出演している俳優もスティーブ・マックイーンやチャールズ・ブロンソン等当時の大スターがそろい踏みとなっており、その豪華俳優陣が繰り出す会話劇や脱走に至るまでのトラブルやそこをどう乗り越えていくのか。
捕虜収容所に収監されていることから決して楽観視できる状況ではないはずなのにBGMも相まってどこか見ていて楽しげな気持ちになってくる事もあれば、仲間の死といった悲劇的な展開。
2転3転もするストーリーは上映時間が172分もあることを感じさせない程引き込まれる魅力があります。決してハッピーエンドとは言えない結末ではありますが、一度は見ておいて損はない映画だと思いますので週末の時間が空いているときにでもぜひ一度見ていただけることをお勧めします。