今度は愛妻家

今度は愛妻家

『今度は愛妻家』とは、中谷まゆみ作の日本の戯曲。2002年と2014年、2022年に板垣恭一演出で舞台化された。2010年に行定勲監督で映画化された。
カメラマンである夫・俊介の世話を甲斐甲斐しく焼く妻のさくら。薄情な夫から酷い言葉を投げつけられた彼女はついに愛想を尽かし、一人で旅立ってしまった。彼女をうるさく思っていたはずの俊介だったが、彼に抱かれる覚悟でやってきた新米モデルを抱くことが出来なかった。そんな彼の前に、「離婚する前に写真を撮って」とさくらが帰ってくる。

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今度は愛妻家のレビュー・評価・感想

今度は愛妻家
9

何回も観たくなる作品

1回目に観たときは、タイトルからイメージしておおよその内容を想定してみたがいい意味で裏切られた。

観終わった後思い返してみると、ところどころ、あっ!あの場面観てるときなんか変だなと感じていた部分、実はこういう結末だとやんわり少しづつヒントをくれていたんだー!と思える部分が沢山ある。
なので、2回目観るときはそのヒントを見逃さないで全部見つけてみようと思い観たのだが、これが本当に多いこと。1回目で全部わかる人はいるのだろうか?おそらくそんな人はいないだろう。
結局はタイトルの通り上手に奥さんを思いやることのできなかった旦那さんの後悔の話だが、まさかはじめから奥さんが死んでいるなんて、何回もヒントが出てきてたのにすぐには気がつかない。
やっぱりところどころ何か変だなぁと思う部分は全部伏線として仕込まれていた部分で、後半の実は死んでいたとわかった時からもう涙が止まらなくなって、旦那さんが奥さんに謝るシーンなんて号泣して大変だった。
ただ、最後は旦那さんも奥さんがいない事を受け入れて、奥さんのいない生活をはじめていく決心がついたと感じられる。観ていて暗い気持ちで終わるんじゃなく、前向きな姿勢が見れて清々しい気持ちになれる作品だ。