課長島耕作

課長島耕作

『課長島耕作』(かちょうしまこうさく)とは、弘兼憲史による漫画作品。1983年から1992年にかけて『モーニング』誌上で連載された。日本が誇るご長寿漫画作品『島耕作シリーズ』の一作で、当初は読み切り作品『カラーに口紅』というタイトルで掲載されたものの、編集部の意向で連載化された『係長島耕作』の続編にあたる。1980年代前半の日本経済中成長期から同年代後半のバブル期、そして1990年代初期の失われた30年前夜までの日本経済の動向や、大企業間の競争、大企業内部の派閥争い、その大きな経済活動のうねりの中を懸命に働くサラリーマンといった、特に団塊の世代の群像をリアルに描いた作風で人気を博した。続編では『部長島耕作』『取締役島耕作』と、主人公の島が少しずつ出世していく。

課長島耕作のレビュー・評価・感想

課長島耕作
10

人としての成長を促す本

島耕作は一般サラリーマンから日本を代表する企業のトップに上り詰めるキャラ設定。
決してバリバリイケイケのワンマン社長ではなく、普通の社員として始まるキャラ設定が勉強になる。
課長シリーズから始まり、学生シリーズから会長職までサラリーマンにある肩書き毎にシリーズ化している。
書かれた時代でキャラクターの性格や言葉使いが若干異なってくるのが気になる。
1980年代にシリーズが始まった島耕作は言葉使いが粗く、机に足を上げて仕事をするような設定だが、2014年から連載がスタートした学生島耕作は、そんな事はまったくなく、あくまでも冷静で落ち着いた判断のできる高キャラなのである。
課長島耕作はその時代のサラリーマンを見事にそのまま描いている。
時代も高度成長期。人間も勢いで頑張っている部分があり、人間性が荒いのは否めない。
サラリーマンのキャラクターとしてはオススメできない。
オススメは2010年代に描かれた島耕作シリーズ。
時代もキャラクターも落ち着いた設定で、行動や発言、判断方法などが勉強になる。
感情的な反応ではなく、冷静に淡々と有事をこなす判断力は学ぶことが多く、仕事ならずとも普段の生活にも役立つ事が多々ある。
人としての成長を望む場合は、是非見てもらいたい。