白石晃士

白石晃士(しらいしこうじ)は、福岡県出身の映画監督、脚本家。大学で映画研究部に所属して基礎を学び、1994年に石井聰互監督作品『水の中の八月』で制作進行を担当して業界デビュー。いくつかのCMや教育映画の制作で経験を積み、1997年に笠井暁大と共同で監督して制作した自主映画『暴力人間』が、ひろしま映像展98で企画脚本賞と撮影賞を受賞する。2004年にホラー映画『呪霊 THE MOVIE 黒呪霊』で長編初監督を務め、高い評価を獲得する。その後はモキュメンタリー形式のホラー作品を数多く手掛け、2005年に公開された映画『ノロイ』は、「和製ブレア・ウィッチ・プロジェクト」と評され、ホラー映画のファンの中でカルト的人気を誇っている。全国各地の都市伝説や怪奇現象を調査するオリジナルDVD『戦慄怪奇ファイル コワすぎ!』シリーズなど、フェイク・ドキュメンタリー方式の手法で高い評価を獲得していることを受け、2016年には自身の作品制作手法を解説した著書『フェイクドキュメンタリーの教科書』を出版した。2021年には自身のYouTubeチャンネルとして『白石晃士チャンネル 奇妙奇譚倶楽部』を設立し、様々な媒体でフェイクドキュメンタリーやジャパニーズホラーの魅力について解説している。
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