シックス・センス / The Sixth Sense

シックス・センス / The Sixth Sense

『シックス・センス』とはブルース・ウィルス主演の1999年のミステリー映画。
タイトルを直訳すると第六感。ブルース・ウィリスが演じる小児精神科医が、死者が見えるという第六感を持つ少年と向き合っていく、というストーリーだ。
映画館での上映では、「映画の秘密を話さないでください」のブルース・ウィリスの前置きも話題となり映画は大ヒット。アカデミー賞でも多くの部門にノミネートされた話題作。
監督は『サイン』などのM・ナイト・シャマラン。
第六感を持つ少年を演じたオスメントの名は世界中に知られた。

シックス・センス / The Sixth Senseのレビュー・評価・感想

シックス・センス / The Sixth Sense
9

映画レビュー『シックスセンス』(ネタバレなし)

フィラデルフィアを舞台にした映画『シックス・センス』は、死者の霊が見える特殊能力を持つ少年コールと、彼を治療しようとする精神科医マルコム・クロウの物語。コールはその能力に苦しんでおり、彼を救うためにクロウは向き合い、徐々に信頼関係を築いていきます。しかし、物語が進むにつれ、驚くべき真実が次々と明らかになります。本作は、観客を強く引き込むストーリー展開と心を揺さぶるシーンが多い、観ている人に深く印象を残す作品です。

『シックス・センス』は、緻密なストーリー構成と感情の深みで高い評価を受けた作品です。視覚的な驚きや感情移入を誘う描写が特に印象的で、観る者に強いインパクトを与えます。物語の展開が巧妙で、キャラクターの成長が丁寧に描かれているため、観客は自然と感情を寄せることができます。さらに、映像の美しさや音楽の効果的な使い方も際立っており、映画が終わった後もその余韻が長く残ります。

最大の魅力は、緻密に作り込まれたストーリーテリングと、ラストの見事な伏線回収にあります。結末に向けて巧みに配置された数々のヒントに気づくことで、映画の楽しさが何倍にも広がるのです。また、視覚的な演出や音楽の使い方が恐怖感や緊張感を増幅させ、物語の世界観をより引き立てています。加えて、物語全体を通じて描かれる感情の深さやキャラクター同士の関係性が、観客の心に強く響きます。こうした要素が組み合わさり、『シックス・センス』は単なるホラー映画を超えた感動的な作品に仕上がっています。

シックス・センス / The Sixth Sense
10

叙述トリックが鍵のシックス・センス

『シックス・センス』は、M・ナイト・シャマラン監督の出世作となったサスペンスホラー映画だ。

ある夜、小児精神科医マルコム(ブルース・ウィルス)の自宅を、10年前に担当した患者ビンセントが襲撃した。ビンセントはマルコムを銃撃した後、自殺する。
それから1年後。マルコムは、妻のアンナに無視される日々を送っていた。そんな中、彼は、少年コール・シアー(ハーレイ・ジョエル・オスメント)に出会う。少年には第6感があり、その能力のためにいじめられたり、恐怖に苛まされたりしていた。マルコムはコールを治療しながら、自分自身も癒していく。
コールは自分の特殊能力を克服し、そのことを母親に告げる。
コールの助言でマルコムは、妻にそっと話しかける。妻の漏らした寝言を聞き、マルコムは自分自身が霊だと知る。

映画には、3点の視点が描かれている。まずは、通常の人の視点。これは、コールのお母さんや学校の先生などを通して描かれている。霊の姿は見えないが、何か不可思議なことが起こっている、という視点。
2点目はコールの視点だ。通常の風景に加え、死者も映し出される。
最後に、マルコムの視点だ。通常の風景に加え、「死者は、自分が見たいものだけが見える」というルールに基づき、マルコムの見たいものだけが見える。そのため、お腹の銃弾の痕が見えない。

シックス・センス / The Sixth Sense
10

ネタバレは絶対に見てはいけない!おすすめミステリー映画「シックスセンス」!

シックスセンスは「ダイハードシリーズ」・「アルマゲドン」などで有名なブルース・ウィリスが主演の映画です。
ジャンルとしてはミステリーで、派手なアクションはありません。
しかし映画の冒頭に主演であるブルース・ウィリスから「この映画にはある秘密があります。まだ映画を見ていない人には、決して話さないで下さい」という前置きがあるくらいです。
絶対にネタバレを見ないようにして映画を見てください。
ブルース・ウィリスが演じるマルコム・クロウは精神科医で過去にカウンセリングを施した患者が自殺をしてしまうというショッキングな場面から映画が始まります。
その1年後、マルコムは自分を無視し続け浮気をする妻に悩まされながらとある少年のカウンセリングを行うことになりました。
周囲から理解されず、何かにおびえ続けているコールは、シックスセンスというタイトル通り幽霊が見えるという第六感に怯えているというのです。
初めはコールを信じていたなかったマルコムもカウンセリングを通して徐々にコールの言葉を信じ、2人は共になぜ幽霊が現れるのか、その理由を2人で解き明かしていくようになっていきます。
コールはどうなるのか、その時マルコムは何を思うのか。物語の謎は、映画の最後に重大な真実として突き付けられます。
繰り返しますが、この映画を見る際はネタバレを絶対に見てはいけません。何も調べず、映画に没頭することをおすすめします。
必ず衝撃の結末があなたを待っているでしょう。