沖縄産んだ“カス”で“チル”なラッパー・唾奇
HIPHOPっていかつい人がオラオラしているイメージありませんか?
「なんとなく悪くて怖そう…」「捕まる人が多い…」なんて固定概念を覆してくれる“チル”なラッパー「唾奇」をご紹介します。
2017年に発売された『Jasmine』というアルバムで大きな注目を受け、それまでの“ラッパーといえばヤンキーの文化”というイメージを変えた先駆けとなる人物です。
ゆるく聞けるおしゃれなビートに、自身を“カス”と表現するリリックを乗せた曲は日常的に聞ける心地よさが魅力。
唾奇の活躍以降、いわゆる“チルいラッパー”が流行りとなるほどの業界に影響を与えました。
また、2023年にRed Bull主催のマイクリレー企画『Red Bull RASEN』では、同郷である沖縄のラッパーと出演し、97万回以上の再生数を記録しています。
ちなみに唾奇という名前のは、漫画『ソウルイーター』のキャラクター『椿』から由来しており、そのまま使うとホストのような印象があるため、あえて汚い「唾奇」という当て字にしているのだとか。
評価は10段階中9点。
「幻のポケモン」と呼ばれるほど神出鬼没で、意欲的に活動をしていないものの、準備期間の長さだけ次回の楽曲もすばらしいのではと期待がかかるアーティストです。