『恋のツキ』とは月刊『モーニングツー』にて連載された大人の恋愛を描いた作品である。作者は新田章。2018年よりテレビ東京ほかにて実写ドラマが放送された。31歳フリーターの主人公平ワコ。結婚適齢期になる彼女は、同棲中の彼氏との生活や将来に、当たり前の毎日に不満を抱いていた。そんな時、バイト先に現れた男子高校生の事を好きになってしまう。結婚を考える彼氏と、ときめきをくれる男子高校生の狭間で揺れ動くアラサー女性の、人生の選択に迫る崖っぷちラブストーリー。
小さな映画館で働くワコが高校生のイコくんを好きになり、葛藤するところがとてもせつなくもキュンとします。
ワコは長年同棲している彼氏がいますがなかなか結婚してくれない、思いやりの少ない彼氏にイライラしました。
でももう30過ぎてこの生活を捨てて行動することを躊躇する気持ちもすごく共感できました。
ワコが彼氏に内緒でイコくんと会って楽しそうに映画の話をする姿は、浮気でありながら純愛のような不思議な気持ちになりました。
それはイコくんが、高校生で純粋な心の持ち主だからでしょうか。
こんなに自分のことを理解してくれて楽しく話せる相手に出会ってしまったワコがとても羨ましく思います。
純粋に人を好きになる気持ち、周りが見えなくなっても突き進んでいくワコを応援したくなりました。
現実世界では30代と高校生の恋愛というのはあり得ないのですが、ワコとイコくんは全然違和感がなくてとてもお似合いで、こんな恋愛したいと思ったり、自分も若い頃こんなトキメキがあったなと思い出させてくれる作品です。
ワコの彼氏もこんな感じの結婚煮え切らない人いるいると共感してしまいました。
恋愛、結婚する上で大切なものは何かを気づかさせてもらえました。
