深作欣二 / Kinji Fukasaku

深作欣二(ふかさくきんじ)は、茨城県緑岡村出身の映画監督、脚本家。1953年に東映へ入社し、1961年に千葉真一の初主演作品となる『風来坊探偵 赤い谷の惨劇』で映画監督デビューを果たす。これをきっかけとして千葉とは全23作もの作品を共にするパートナーとなった。1973年に手掛けた『仁義なき戦い』シリーズが、日本のみならず、映画史に残る世界的なヒットを記録。『里見八犬伝』『忠臣蔵外伝 四谷怪談』『バトル・ロワイアル』などの映画がカルト的人気を博し、伝説的存在としての地位を築いていく。映画以外の作品にも積極的に携わっており、2002年にはカプコンのプレイステーション2用ゲームソフト『クロックタワー3』のイベントCGムービーの監督を務め、これが生前に撮影終了まで関わった最後の作品となった。同年にかねてから患っていた前立腺がんが脊髄に転移したことを公表し、同時に映画『バトル・ロワイアル2』の制作を発表。治療と並行して息子で映画監督でもある深作健太と共に同作の制作に携わっていたが、翌2003年の1月12日に死去。家族や俳優の菅原文太、藤原竜也らが臨終に立ち会った。72歳没。
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