スポンジのシーンが
スティーブン・キングって、ホラー作家かなと思っていましたが、こういう話も書くのだなと思いました。
人の病気を吸い取る不思議な力を持つコーフイという黒人が、冤罪で命を落とす。
冤罪とわかってもどうしようもない看守たちの気持ちを思うと、いろいろ考えさせられます。
いろいろと、印象的なシーンの多い映画ですが、私はやっぱり、スポンジのシーンが怖くて印象に残っています。
コネ入社で嫌な奴で、しかもあんなことまでするなんて、パーシーは最悪です。
まあ、パーシーもスポンジを濡らさないだけであそこまで悲惨なことになるとは思ってなかったんでしょうが、ひどいです。
映画の後半、パーシーはひどい目に遭いますが、同情できませんでした。
主役のトム・ハンクスはあまり印象に残らなくて、それは残念なことかもしれませんが、そういう普通のきちんとした職業倫理の持ち主の役だったのでしょう。
コーフィももっと自分の冤罪を訴えかければいいのに、いろいろ疲れていたのかなと思うと可哀想です。
彼が犯人でなくても、2人の少女は凄惨な殺され方をしているし、やっぱりスティーブン・キングは怖いなと思いました。
ちょっと長めの作品なのですが、なかなか面白い作品でした。