ゼロ・グラビティ / Gravity

ゼロ・グラビティ / Gravity

『ゼロ・グラビティ』とは、鬼才アルフォンソ・キュアロン監督によって2013年に公開されたアメリカ映画。主演はサンドラ・ブロックとジョージ・クルーニーが務めた。宇宙で極限状況下に置かれた者たちのドラマを、VFXを駆使した3D映像でリアルな宇宙空間の臨場感を再現したSF・ヒューマン・サスペンス。スペースシャトルで船外活動中に予期せぬ事故によって宇宙空間へ放り出され、無重力の世界の中、救助も期待できない絶望的状況で漂い続ける2人の宇宙飛行士の運命を描く。

ゼロ・グラビティ / Gravityのレビュー・評価・感想

ゼロ・グラビティ / Gravity
4

無重力

アカデミー作曲賞、アカデミー監督賞、アカデミー録音賞などを取っている映画です。
宇宙が好きで、宇宙空間、無重力を感じたい人に見てもらいたい作品ですね。
オススメする理由を3つあげます。

1)まず映像がキレイです。宇宙の壮大な神秘を感じられますね。青く美しい映像です。

2) 宇宙空間、無重力を感じられます。といっても地球のまわりだけなんですけどね。太陽系や、銀河系はこの映画には出てきません。ただ、主観目線があるのがいいですね。宇宙での体の自由がきかない感じ、動きが遅くなる感じは味わえます。

3) 宇宙を怖いと思う方もいると思うのですが、それがこの映画ではよく描かれています。抗いようのない自然の脅威と言いますか、自分の体が宇宙に流されていく感じ。その流されていく方向は死であるという恐怖感はリアルに感じられました。

ストーリーとしては、宇宙空間でトラブルが起きて、そこからの脱出劇という感じですね。見ていてハラハラします。
宇宙船に操作する機械がいっぱいあるのですが、ああいうのを扱える人は尊敬しますね。かっこいいです。
早く早くと、見ていて焦らされましたね。とにかく怖いです。
以上の理由でこの映画は必見です。

ゼロ・グラビティ / Gravity
10

宇宙は、ただそれだけで怖い。

とても、怖い作品でした。最初の方はジョージ・クルーニーも出ていますが、ほとんど、サンドラ・ブロックしか出ていない作品で、宇宙に1人取り残されたらどうなるかということが延々と描かれています。宇宙なんて、解明されていることの方が少ないし、無重力で一度手を離すとどこまでもどこまでも飛んで行っちゃうし、こんなとこで1人なんてめちゃめちゃ怖いなと思いました。映画を見てると、自分まで宇宙に投げ出された気分になってとても怖かったです。宇宙もののホラーというとエイリアンが出てくるのが普通ですが、何も出てこなくても宇宙空間というただそれだけで怖いことなんだなと思いました。宇宙空間の描写がすごくうまくて、無音の時間とかがあって、ほんとに宇宙にいる感覚を味わえました。マジでこの映画は映画館で見て正解だったし、映画史に残る作品だと思います。あと、キャストの話をすると、ジョージ・クルーニーがかっこよすぎでした。ジョージ・クルーニーは、ERで知って、すごいかっこいい人だなと思っていたけど、この映画だとほんとにすごくいい奴の役でおいしいなと思いました。こんな奴いるかとも思いましたが、宇宙飛行士になるためには人格も大事なので、宇宙飛行士ならこんなにいい人がいても不思議ではないなと納得しました。