忍びの国

忍びの国のレビュー・評価・感想

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忍びの国
9

手に汗握るデスマッチは必見!大人も子供も楽しめます

「忍びの国」は人気グループ嵐の大野智さん主演のアクション映画で、時代劇好きな方はもちろん、女性や子供も楽しく観られるのでオススメです。
この作品の見所は、なんといっても宙を飛び交いながら様々な術を繰り出す忍者たちのアクションです。多くのシーンをCGに頼らず本当にアクロバットでやっているので、臨場感は抜群です。最初観た時は、これ役者さん大変だったろうな?とびっくりしてしまいました。特に主役の無門と平兵衛とのデスマッチは緊迫感が観ている方にもビシバシ伝わってくるほどの迫力で、繰り出される技はもう息をする暇もないくらいの速さ!このシーンを観るだけでも価値があるといってもいいくらいです。
また、普段は冗談みたいな掛け合いをしている無門とお国の夫婦愛も切なくて良いです。無門に、もっと稼いで来い!とハッパをかける強気なお国だけど実は怖がりで無門を頼りにしてる面もあったり、無門はそんなお国を宝物みたいに大事にしていたり…そういう場面にキュンとしちゃいます。最後はお国が殺されてしまうというまさかの悲しい結末なんですが、悲しみを乗り越えて人間的に成長していく無門の姿に、不思議とスッとした気分になれると思います。
忍者に興味がある方はもちろん、家族でとにかく楽しく観られる映画がいいなって方にもオススメの映画です。

忍びの国
6

最後まで無門がどうするのか楽しみ

この映画の物語は、戦国時代の話であり、織田信長が全国統一をめざしさまざまな諸国を攻める中、まだ攻めることが出来なかった唯一の国である伊賀の国を舞台とした物語です。伊賀の国は、人でなしの忍者衆の集まりとも言われている国でもありました。
ジャーニーズの嵐の大野智が演じる忍である無門は、伊賀の国の中でも一番の腕利き忍者です。どんな戦いにでも必ず勝つかとができます。そんな無門は普段は怠け者の性分で、女房のお国と呼ばれる女性(石原さとみ)の尻に引かれながら生活を毎日送っています。
伊賀の忍達での中では、川という戦いがあり、2本の線を地面に引いて、そこで忍び同士が1対1で戦います。そして戦闘で負けたらその引いた線の真ん中で倒れる。その姿が上から見ると川という字に見える、そこから忍び同士の戦闘ではその闘いを川と呼ぶ様になりました。それがこの映画の見どころでもあります。
そんなまだ穏やかな国でもあった伊賀の国も、ついに天下統一をめざす織田軍に攻められることになります。武力、兵力では太刀打ち出来ない無門率いる忍びの軍団は、人知を超えた秘策で織田軍に抗戦していきます。
この映画では忍び同士の裏切りもあり、恋愛もありで見どころ沢山ある映画の一つであります。最後まで無門がどうするのか楽しみでもあります。