忍びの国(映画)

忍びの国(映画)

『忍びの国』とは、和田竜による2008年5月28日刊行の歴史小説、およびそれを原作とした漫画、実写映画作品。 2009年には第30回吉川英治文学新人賞候補となり、坂ノ睦作画によりコミカライズされた同名作品が小学館の『ゲッサン』にて連載された。実写映画は2017年7月1日に大野智主演で公開された。監督は中村義洋。
戦国時代の伊賀を舞台に、織田信長の次男・織田信雄が仕掛けた伊賀討伐戦「天正伊賀の乱」を題材としている。

rushiya631のレビュー・評価・感想

忍びの国(映画)
9

手に汗握るデスマッチは必見!大人も子供も楽しめます

「忍びの国」は人気グループ嵐の大野智さん主演のアクション映画で、時代劇好きな方はもちろん、女性や子供も楽しく観られるのでオススメです。
この作品の見所は、なんといっても宙を飛び交いながら様々な術を繰り出す忍者たちのアクションです。多くのシーンをCGに頼らず本当にアクロバットでやっているので、臨場感は抜群です。最初観た時は、これ役者さん大変だったろうな?とびっくりしてしまいました。特に主役の無門と平兵衛とのデスマッチは緊迫感が観ている方にもビシバシ伝わってくるほどの迫力で、繰り出される技はもう息をする暇もないくらいの速さ!このシーンを観るだけでも価値があるといってもいいくらいです。
また、普段は冗談みたいな掛け合いをしている無門とお国の夫婦愛も切なくて良いです。無門に、もっと稼いで来い!とハッパをかける強気なお国だけど実は怖がりで無門を頼りにしてる面もあったり、無門はそんなお国を宝物みたいに大事にしていたり…そういう場面にキュンとしちゃいます。最後はお国が殺されてしまうというまさかの悲しい結末なんですが、悲しみを乗り越えて人間的に成長していく無門の姿に、不思議とスッとした気分になれると思います。
忍者に興味がある方はもちろん、家族でとにかく楽しく観られる映画がいいなって方にもオススメの映画です。