アルドノア・ゼロ / Aldnoah.Zero

アルドノア・ゼロ / Aldnoah.Zero

『アルドノア・ゼロ』とは、A-1 Pictures・TROYCAによって共同制作されたオリジナルロボットアニメーションである。分割2クールで、第1クールは2014年7月から9月まで、第2クールは2015年1月から3月まで放映された。
地球人と火星人の戦争を描いている。地球人である界塚伊奈帆と地球人でありながら火星人に仕えるスレイン・トロイヤード、この2人の主人公と火星の皇女が戦争の行方を大きく変えていく。

アルドノア・ゼロ / Aldnoah.Zeroのレビュー・評価・感想

アルドノア・ゼロ / Aldnoah.Zero
8

スーパーロボットを量産機で無双!【アルドノア・ゼロ】

火星で発見された古代テクノロジー「アルドノア」をもとに火星に建国された「ヴァース帝国」。
超科学文明を手に入れた「火星」と、技術力の劣る「地球」が、人型兵器「カタフラクト」で戦争を繰り広げるロボットアニメが【アルドノア・ゼロ】です!

親善大使として地球にやってきた火星の姫が暗殺され、学生だった主人公・界塚伊奈帆(かいづか・いなほ)は戦争に巻き込まれていきます。
しかし「カタフラクト」の戦力差を別のロボット作品で例えるなら、ゲッターロボ(火星)VSジム(地球)状態。
はっきり言って無理ゲーです。

ですが伊奈帆はそんな逆境をものともせず、戦いながら敵の戦力を的確に分析し、的確に弱点をついて勝利していくのです!
あまり感情の起伏がなく一見クールな伊奈帆ですが、無惨に殺されてしまったクラスメイトの仇を打つなど、熱い一面も持ち合わせています。

伊奈帆は「鬼滅の刃」の竈門炭治郎でおなじみの花江夏樹さんが声優を努めているので、花江さんファンでロボットアニメ好きな方は一見の価値ありの作品です。

また、澤野弘之さんが手掛けたクールなBGMが作品を一層盛り上げているので、まずは1話を見て下さい!
綺麗な流れ星に心を奪われ、続きが気になること間違いなしです!

アルドノア・ゼロ / Aldnoah.Zero
10

スーパーロボットVSリアルロボット

『アルドノア・ゼロ』は2014年から放送されたテレビアニメで、
原作は『魔法少女まどか☆マギカ』などで有名な虚淵玄さんです。

本作品は火星に移民した民の末裔と地球に住まう人々の戦いを描いた、所謂ロボットものなのですが、
最大の見どころは地球側の主人公である「界塚 伊奈帆」が、
リアルロボット(超常的な力が備わっていないリアリティ重視のロボット)を駆り、
スーパーロボット(超常的な力を持つロボット)を倒していく点だと私は思います。

どのように伊奈帆が敵である火星のロボットを倒していくかというと、
基本的には非常に優れた分析力などの頭脳プレーを駆使して戦っていきます。

火星側のロボット(カタクラフト)は地球側のロボットに比べて比にならないくらい強いのですが、
それらを頭脳プレーで倒していく様子が痛快なのです。

また、本作は単なる戦闘メインの内容にとどまらず、ヒューマンドラマとしての側面も持ち、
その点も非常に優れており、それが本作をオススメする理由の一つでもあります。

地球側と火星側にそれぞれ主人公がおり、その2人が同じ女性を好きになってしまうというストーリーもとても魅力的に感じます。
また、地球側、火星側それぞれに様々な人間ドラマがあり、ストーリーが中々複雑であるというのも本作の魅力でしょう。

複雑な内容のため、分割2クールで放送されており、
先に述べた主人公が頭脳プレーで戦うという点で賛否が分かれるため、あまり好きではない人もいるようですが、
私は大好きな作品です。

アルドノア・ゼロ / Aldnoah.Zero
10

アルドノア・ゼロはおススメ!

虚淵玄作品といえば『PSYCHOーPASS』や『魔法少女まどかマギカシリーズ』など、多くの名作があります。アニメに詳しくない人でもタイトルくらいは聞いたことがあるのではないでしょうか。中でも私のお勧めは「アルドノア・ゼロ」と、完結編の「アルドノア・ゼロII」です。
作品の内容は、地球人と火星に移住した地球人のバトルもの、という感じですが...私が好きなのは作品を通して「恋愛」が重要な要素なところです。バトルシーンも白熱していますが、それぞれのキャラクターが人を想う気持ち、愛する気持ちがひしひしと伝わって来て、何度も感動させられました。
この作品のいい所は、すべての面で完璧なキャラクターは存在せず、どんな善人でも人を恨むこともあるし、逆にどんな悪人でも誰かを愛している、そういう濃淡の付け方が素晴らしいところです。現実の人間関係にも当てはまるようなシーンが数多く出てきて、見ていて飽きません。
はじめはバトルっぽくて自分には合わないかな?と思いましたが、見ていくうちにどんどん惹きつけられていって、完結編まで一気に見てしまいました。それくらい面白いです。女性にもおすすめです。ぜひ一度見てみてください。きっとお気に入りの作品になるはずです。