スーパーロボットVSリアルロボット
『アルドノア・ゼロ』は2014年から放送されたテレビアニメで、
原作は『魔法少女まどか☆マギカ』などで有名な虚淵玄さんです。
本作品は火星に移民した民の末裔と地球に住まう人々の戦いを描いた、所謂ロボットものなのですが、
最大の見どころは地球側の主人公である「界塚 伊奈帆」が、
リアルロボット(超常的な力が備わっていないリアリティ重視のロボット)を駆り、
スーパーロボット(超常的な力を持つロボット)を倒していく点だと私は思います。
どのように伊奈帆が敵である火星のロボットを倒していくかというと、
基本的には非常に優れた分析力などの頭脳プレーを駆使して戦っていきます。
火星側のロボット(カタクラフト)は地球側のロボットに比べて比にならないくらい強いのですが、
それらを頭脳プレーで倒していく様子が痛快なのです。
また、本作は単なる戦闘メインの内容にとどまらず、ヒューマンドラマとしての側面も持ち、
その点も非常に優れており、それが本作をオススメする理由の一つでもあります。
地球側と火星側にそれぞれ主人公がおり、その2人が同じ女性を好きになってしまうというストーリーもとても魅力的に感じます。
また、地球側、火星側それぞれに様々な人間ドラマがあり、ストーリーが中々複雑であるというのも本作の魅力でしょう。
複雑な内容のため、分割2クールで放送されており、
先に述べた主人公が頭脳プレーで戦うという点で賛否が分かれるため、あまり好きではない人もいるようですが、
私は大好きな作品です。