珍遊記

珍遊記のレビュー・評価・感想

珍遊記
3

映画版 珍遊記

とにかく終始CGの質の粗さが目につく。
へたな上に表現がどうにも納得がいかない。安い学芸会を見させられているようだ。いや、実際学芸会なのだろう。
草役の人、岩役の人なんていてもおかしくない世界観が広がっている。
原作の内容があまりにも薄いので、映画化してしまうとどうしても進行に面白さを感じなく、背景から人物、コピーで使いまわしのネタなどの独特のギャグマンガの表現方法は実写にしてしまうと褪めてしまう。「クソ」を表現しているのだけども、やはりクソにも「いいクソ」と「わるいクソ」が存在する。これは明らかに「わるいクソ」の方に分類されるだろう。
それがまた漫画太郎作品ということでよりいっそう実写化するというのは難題なんだと思い知らされる。
漫画太郎の原作で笑えていたのは作品が「いいクソ」であったからで漫画家としての才能を再認識でき、そういう意味ではこの映画は見てもいいのかもしれない。

しかしキャストは良いのに、こんな作品に人も金も盛大に使うのか。
あの頃はまだ経済が豊かだったんだね、現在こんな作品世の中にぶん投げたらもうこの監督に次回はないのだろう。
日本は貧しくなりました。

漫画太郎作品をまた作るのであったらもう実写版はよしてくれ。

珍遊記
1

最低すぎる映画すぎワロタ

漫★画太郎先生原作をまさかの実写映画化。
漫★画太郎先生のところで御察しであり、漫★画太郎先生の酷さを味わう為に存在している映画であり、それを甘んじて受け入れられない人は「死」を意味します。それだけです。それ以上の言葉なんてこの映画には必要はありません。
俳優も1流の俳優を使い、宣伝もお金を結構使ったと思います。全ては「糞」の為、そうそのために費やされたのです。女も子供も関係なく全ては「糞」になりました。糞オブ糞。いえ、それの上に吐瀉物をぶちまけたかのようなもの。
酷い映画としてよく取り上げられるのが「デビルマン」の実写版ですが、それと双璧だと誰もが素直にそう感じ取れる出来になっております。幼稚で映像もコンセプトもなにもかもが最初から酷さありきだという点では「デビルマン」にはそれがなかったので、原作レイパーとしては「デビルマン」に軍配があがるところです。原作を全巻愛読した人のみが、笑みを浮かぶことができますが、レベルとしては「うんこちんちん」で爆笑する子供レベルであることは忘れてはいけません。「うんこちんちん」でいつまでも大爆笑していられる人間でいられるのは難しいんだな。原作を遥か昔に読んで笑っていた私はそう感じました。ほんとうにありがとうございました。