明日から学校だから「ぼくのなつやすみ」で現実逃避
今日は8月31日。なんて憂鬱な日なんでしょう。学生の皆さん、夏休みの宿題は終わりましたか?終わった人も、そうでない人も、今日は去りゆく夏休みを思って「ぼくのなつやすみ」でもプレイしてみてはいかがでしょうか。
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あまりゲームが好きではない、やらない人がハマるかもしれない作品です。作品独特の懐かしく、もの悲しい雰囲気が大好きで、ずーっとプレイし続けたい作品です。
エンディングがクリアした要素で何パターンもあるので、何度も繰り返し楽しめます。主人公に感情移入してゲームが終わってしまうのが悲しくなるかもしれません。
実際に自分がそこにいるような気分で、虫取りや海で泳ぐ事ができます。またキャラクターと仲良くなったりすると、秘密の場所に連れて行ってもらったりできます。『どうぶつのもり』が好きな人にお勧めしたいです。
シリーズものなので、作品によって場所や自然が変ります。『どうぶつのもり』よりリアリティがあって、画質が綺麗です。
海や川、湖の中に潜ってトンネルや通路を探索できたり、宝探しがあるものもあります。沈没船の中に入れた時はテンションMAXです。
この作品は田舎の自然や暮らし、子ども時代の懐かしいやり取りが魅力です。会話を大事にしているので、親戚や子供たちなどの登場人物達のセリフを待っている時間は少し億劫ですが、それもお酒を片手にゆっくり楽しめるかもしれません。
音に凄くこだわっているので、川のせせらぎ、虫の声など場面が切り替わると音も変わります。ゲームなのに、蒸し暑い夏の空気感、匂いまで感じられそうです。
今回、レビューさせていただくゲームは「ぼくのなつやすみ」というゲームシリーズです。
□どんなゲーム?
その名の通り、夏休みをテーマとしたアドベンチャーゲームです。
夏休みの間だけ田舎に住む親戚の叔父の家に預けられることになった都会っ子のボク(プレイヤー)が、雄大な自然の中、昆虫採集、釣り、海(川、湖)で泳ぐ、地元の子供たちと虫相撲などなどで遊び、夏休みを謳歌して思い出を作っていくゲームです。色々な遊びが用意されていますが、大人がダメといっていた約束をやぶってみたり、時にはズルをしたり、ただマイペースに何もせず過ごすだけでも立派な思い出。各々の描く夏休みを楽しめます。
□なにが楽しい?
子供の頃の夏休みを疑似体験できること。
実際にこのゲームのように田舎で田舎ながらの遊びを謳歌していた人、都会で夏休みが楽しかった人、ダラダラとすごしたり、塾などの他の理由で夏休みにあまりいい思い出が無かった人、各々小学校時代の夏休みの思い出があったと思います。その夏休みを"子供の頃に戻って"もう一度プレイできるという唯一無二の楽しさがあるゲームです。
□このゲームをオススメできる人
普段からノスタルジーに浸ったりする人や、ほのぼのとしたゲームが好きな人、雰囲気重視のゲームが好きな人など、癒しのゲームが好きな人にはとても刺さります。歳をとり、労働などで時間に追われる日々にゆとりを持たせてくれるような優しく、ちょっぴりホロリとする、そんなゲームを求めている方に強くオススメします。
□あまりこのゲームをオススメできない人
FPSやアクションゲーム、RPGなどの対戦要素や育成要素、ストーリー性が強く押し出されているゲームが好きな人には刺激的要素が少ないと感じてしまうかもしれません。その他、ゲームらしいゲーム(明確な目的や目標などがある)が好きな人には刺さりづらそうです。
□どのナンバリングをやればいいか
まず、1~4(+1,2のリメイク)が発売されていますが、グラフィックも当然最新作のほうが良くなっています。
そのグラフィックが自分が遊ぶに耐えうるかを基準もあるかと思いますが、下記にはその問題を無視し、筆者のオススメの選び方を説明しておきます。
☆自分の幼少時代の土地の雰囲気で選ぶ。
1は群馬県の月夜野町(現:みなかみ町)
2は静岡県伊東市の富戸
3は北海道虻田郡喜茂別町花丘
4は広島県尾道市(瀬戸内海)
※諸説あり
となっています。
自分の住んでいた場所を選ぶとより没入感が強くなり、より楽しめると思います。
☆純粋なゲームの楽しさ(筆者的主観)
私的に楽しかった順では2>4>1>3です。
それぞれ良い部分はあるのですが、私的には是非"2"もしくは"2のリメイク"をプレイして欲しいです。
ストーリーも他のナンバリングにはない楽しさもあり、人々の心模様が美しく描かれており、ちょっぴり大人になる小学生というテーマにばっちりとハマっていてとても引き込まれました。
長々と読んでいただきありがとうございました。
これを読んで「好きそうだな」と思えた方には、本当に楽しいゲームなのでぜひプレイしてみてください。