歴代最恐ゴジラ!GMK大怪獣総攻撃
日本を代表する怪獣映画シリーズである「ゴジラ」
そんなゴジラの中でも最も恐ろしいといわれているのが本作になります。
ゴジラといえば古代生物であったり植物であったり、様々な設定が付け足されていますが本作に出てくるゴジラはなんと怨霊の象徴です。
というのも本作のゴジラは戦争を忘れて平和ボケをしてしまった現代の日本人に、
戦争の恐怖を思い出させるために戦争の犠牲者たちの怨念が集合した一種の霊獣として君臨しています。
というだけあり、本作のゴジラは非常に残酷で冷酷で狡猾です。
フェイント攻撃をかまして、相手の怪獣をだまし討ちにしたり防衛軍の攻撃を利用し敵怪獣と同士討ちにさせたり、
なかなかずるく残酷で確かにこれはただの獣ではなかなかできない芸当であるといえるかもしれません。
しかし、本作に出てくるゴジラは純粋に怨霊で済ませてしまうことのできない深みのある怪獣として君臨しています。
というのも、本作の中で霊魂の象徴は電気として描かれています。
このゴジラは敵怪獣の放った電流光線を吸収してさらに強化する描写があります。
ここから考察すると、ゴジラは怨霊たちの霊魂を電気エネルギーとして吸収強化された姿がこの本作のゴジラとして出てきたとも考えられます。
本作の魅力は怪獣だけではなく深みのある人間ドラマも華を添えています。
ゴジラにかつて両親を殺された軍人、その軍人に育てられたジャーナリストの娘、双方の目線が複雑に絡み合い歴代最恐であるゴジラに挑むという内容になっています。
等身大のキャラたちが強大なゴジラに挑んでいく。
その内容は怪獣映画を超えた大人から子供まで楽しめるエンターテイメントとして本作を際立たせたものにさせています。
ぜひ、ゴジラ映画が嫌いという人に見ていただきたい内容になっています。