もやしもん

もやしもん

『もやしもん』とは石川雅之によって『イブニング』と『月刊モーニングtwo』にて連載された、細菌やウィルスを肉眼で目視できる大学生を主人公とした学園漫画、およびそれらを原作としたアニメ・ドラマである。主人公、沢木 惣右衛門 直保(さわき そうえもん ただやす)は菌・ウイルスを見る能力を持ち、なおかつ菌と意思疎通をすることまで可能だった。その不思議な力ゆえに巻き起こる1年間のどたばた劇を描いている。

dywbt45のレビュー・評価・感想

もやしもん
10

私も菌が見えたらいいな。

この作品は、1度でも細菌に関係をもった人ならはまってしまう作品です。
基本この作品はお酒の話が多いのですが、時々病原菌も登場します。このマンガはマンガとは思えないほどの様々な細菌がでてきます。本当は細菌と酵母は違いますが。(酵母は真菌です)私はコ・メディカルなのでO157が出てきたときは「O157きたー!!!」と患者さんはとても辛い状況なのですが、テンションが上がってしまします。主人公が細菌と会話をしているのをみた時、「これが出来れば広域抗生剤なんていらないじゃない?」とも思いました。
またこのマンガでは人間の日々の生活の中で活躍してくれる細菌達がたくさん登場します。常在菌はもちろんです。その細菌達の紹介がひとつひとつ細かく紹介してあり、お酒好きの人はもちろん、抗菌、除菌と言っている人も、細菌達が全て悪者ではなくて、いいことをしてくれる、本当に悪い病原菌からカラダを守ってくれる良い細菌達がいると解ってくれると思います。それと人間の免疫能力にも感動を感じると思います。免疫、つまり体内の抗体は細菌達に曝されないと出来ません。別に大量じゃなくていいのです。いつもの生活の中でいいのです。私はそんな細菌達と主人公のように会話したいと思ってます。