4歳児の1人だけど1人じゃない1人暮らし
コタローは4歳児だが1人暮らし。
父親からは虐待、母親は亡くなっておりおり、1人暮らしをしています。
母親が亡くなっているということはコタロー本人には知らされていません。
生活費は母親の保険金を「優しい者からの寄付」ということで、毎月受け取っています。
たまに、もう気づいているのでは?と思うシーンもありますが、
今でもいい子にしていたら、自分が暴力から身を守れるほど強くなれば、母親が帰ってきてくれると信じているコタロー。
子供らしからぬ言動で、笑っちゃうシーンもありますが、上記のせいでそうなってしまっているので、それを考えると胸が痛くなります。
甘えたいのに甘えられない。そんな彼を周りの大人が必至で守ろうとしている姿に感動しちゃいます。
なかなか売れない漫画家や、子ども大好きなヤクザ、周りの大人たちも、それぞれに悩みを抱えているのですが、コタローと接していくうちに前へ進んでいきます。
生活力も高く、大人びたコタローですがやはり4歳児。
殿様アニメが好きで、妙な武士言葉を使ったり、おもちゃの刀を身に着けたりしてます。
その子どもゆえの純粋さと、大人になろうと奮闘しているギャップに萌えるとともに、切なくなります。