2
タイトルに偽りあり
劇場霊という名だから、きっと女優になれなかった魂が若い女優に乗り移って人を殺したり舞台に立ったりするのかなと思っていたら、思ってたんと違うって感じでした。舞台の小道具担当が見つけた人形の頭に体を与えたら、その頭がなんか娘に似せて作ったもので、人間から生気を奪っていくみたいな話でした。それはどっちかっていうとチャイルド・プレイではないですか。人形というのをタイトルにつけて欲しかったです。話もひどくて、ひどい変死体なのに警察が舞台を止めないとかおかしな所が多々ありました。ホラー映画といえどもちょっとリアリテイがなさすぎると思いますし、リアリテイなし路線にするなら、もっと人の死に様を露骨に写して、ファイナルデッドコースターシリーズみたいな、血みどろ、グロ系にすればいいのにと思いました。あと、演技力ですよね。やっぱり、ホラーって演技力のある人がしないと、怖くないと思います。棒で、きゃーとか言われても冷めるだけです。まあ、役が新人女優だから、若くて可愛らしい子を使うのは仕方ないとは思いますが、別に俳優でもいい人はいたと思います。役者が違って、タイトルをもっと中身に沿うものにしたら、もう少し、評価は良かったんじゃないかなと思いました。