トランセンデンス / Transcendence

4ulilyのレビュー・評価・感想

トランセンデンス / Transcendence
8

ジョニーディップの素顔がみれる映画

ウィル(ジョニー・デップ)が主演の映画。
妻エヴリン(レベッカ・ホール)は夫を愛しすぎるため肉体が滅んでも意識だけは残したかった。
そのため脳の意識を機械化しコンピューターにインストールしてしまうのだが、人工知能だけが独り歩きし、世界を機械が支配する恐怖へと陥れる。
最初から最後まで果たしてインストールされた彼のコンピューターの意識が本当にウィル本人の意識なのか?ということが付いて回る。
エヴリンはコンピューターをだんだんと信頼出来なくなる。
視聴者としては誰か人を殺めるのではないかとハラハラしながら最後までドキドキさせられるが、他のAIが地球を支配する映画と違ってラストは、ウィルのコンピューターは誰一人として人を殺していないという事実と、妻エヴリンと滅ぶところ。
二人で心中するのだから、最初から最後までコンピューターの意識はウィルだったということになる。
だからこそ機械が勝手に地球を支配するだけの世界にはならなかったことに安堵した。
モーガンフリーマンが出演しているので、あの名作マトリックスを思い出す。
あちらは完全にコンピューターが支配している世界なので、それと比べるとまだ平和にラストを迎えたことが救いと感じた。